国立競技場最後の音楽イベント-大トリはラルク、「またここで会おう」

大トリを飾ったL'Arc-en-Ciel

大トリを飾ったL'Arc-en-Ciel

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 国立競技場(正式名称=国立霞ヶ丘競技場・陸上競技場)で最後の音楽イベント「SAYONARA 国立競技場FINAL WEEK JAPAN NIGHT」が5月28日・29日、開催された。

6万人の観客で盛り上がる場内

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 1964(昭和39)年の東京オリンピック招致に向け1958(昭和33)年に建設された同競技場。2020年のオリンピック・パラリンピックのメーンスタジアムなどに活用するための新国立競技場建設に向け、今月31日で56年の歴史に幕を閉じる。

 初日は「Yell for Japan」をコンセプトに9組、2日目は「Japan to the World」をコンセプトに4組のアーティストがステージに立った。

 初日はスキマスイッチの「全力少年」でスタート。「ずっと応援歌を歌ってきたのでエールを送るのは得意」と告げ「輝け」を歌ったファンキー加藤さんや、プリンセスプリンセス時代の「Diamonds」を披露した岸谷香さんなどパワフルな歌声が場内を包む。「国立にこの言葉をささげたい」と告げ「永遠に」を歌ったのはゴスペラーズ。日が落ちた空の下、聖火に照らされた場内に5人のハーモニーが響いた。「さよなら国立」「ありがと国立」のコール&レスポンスで会場を一つにした「ゆず」は「栄光の架橋」「夏色」を奏でた。

 Mr.Childrenの桜井和寿さんとGAKU-MCさんのユニット「ウカスカジー」のサッカー日本代表の公式応援歌「勝利の笑みを 君と」演奏時には、アリーナにサッカーボール型の巨大バルーンが登場。初日ラストを飾った「いきものがかり」の「風が吹いている」では、初日のステージを彩ったアーティストたちが再びステージ上に集まり、「ラララ~」のフレーズを大合唱した。この日は元・東京事変のベーシストで音楽プロデューサーの亀田誠治さんが「監督」を務め、亀田さん含め18人のスペシャルバンドが全アーティストのバックバンドを務めた。

 2日目のトップバッターはMAN WITH A MISSION。火柱が上がる中「evils fall」でライブはスタートし、「Get Off of My Way」などアップテンポなナンバーで場内のボルテージを引き上げる。定番曲「FLY AGAIN」では会場中から両腕が右左へ空に向け突き上げられた。ラストには、新しくなる国立競技場の未来の幕開けを告げるかのように壮大で力強い「Emotions」を歌い上げた。ステージはドラムのスペア・リブさんによる、お決まりの「1・2・3ガウ」の掛け声で締めくくられた。

 続くSEKAI NO OWARIはファンタジックな「炎と森のカーニバル」や、巨大スクリーンに映し出された鉄拳さんのパラパラ漫画と共に披露した切ないメロディーと詞の「銀河街の悪夢」など、幅広い音楽性を見せた。これまでのバンドサウンドから一転、テクノポップなサウンドで国立をダンス会場へと変えたPerfumeは、国立バージョンの「Spring of Life」や「ポリリズム」などを歌い、巨大スクリーンをフルに使った映像や息の合ったダンス、色とりどりに変化するペンライトなど、ライゾマティクスの演出で魅了した。

 ひときわ大きな歓声に迎えられたのは、最後を飾ったL'Arc-en-Ciel。「悔いの無いよう一緒にはじけよう、燃え尽きよう」(ボーカルhydeさん)と告げ、「READY STEADY GO」「HONEY」といったヒットナンバー、妖艶な雰囲気に包まれた「XXX」、Hydeさんのアカペラで始まった「BLESS」などで観客の心をつかんでいく。

 最後に「ここまで開放的な風景は見納めだと思うので、しっかり目に焼き付けてほしい」と呼び掛けたhydeさん。「もうここに立つことはない。長い間感動を生み続けた国立競技場に感謝の気持ちと、生まれ変わる未来に夢をのせて」と告げ奏でたのは「MY HEART DRAWS A DREAM」。スクリーンには国立競技場の歴史を感じさせる映像が流れ、青やオレンジなどカラフルな風船が大空に放たれた。大サビでは会場中から「夢を描くよOur hearts draw a dream」という大合唱が響き渡り、ステージ上のメンバーたちも思いをかみしめるような表情で音を紡いでいた。

 hydeさんは「またここで会おうね」と新国立競技場での再会を約束してステージを後にした。

 「JAPAN NIGHT」には、1日目=約5万人、2日目=約6万人、計約11万人が来場した。

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