渋谷・井の頭通り沿いのエンターテインメントスペース「T2 SHIBUYA」(渋谷区宇田川町)でSHIBUYA109(道玄坂1)の開業35周年記念パーティーが開催され、渋谷ギャルの歴代流行スタイルを再現した「ヒストリーファッションショー」が行われた。
1979(昭和54)年の「シブヤの日」(4月28日)に「ファッションコミュニティー109」として開業した同館。35年後の同日に開かれたパーティーには同館の客1000人が招待された。
ファッションショーは、ルーズソックスを履き、ナイロンバッグを持った「スーパー女子高生」(モデル=舟山久美子さん)で始まり、焼いた肌にハイビスカス柄のスカートを着た「ハイビスカスギャル」(峯村優衣さん)など「コギャル」全盛期のスタイル、厚底ブーツにチェックやミニスカートなど安室奈美恵さんを模した「アムラー」(尾崎紗代子さん)など1990年代をほうふつとさせるスタイルが登場。
続けて、Tシャツにデニムのショートパンツ、しっぽチャームを身に着けた浜崎あゆみさんを模した「カリスマ歌姫スタイル」(細井宏美さん)や、ヘアを「盛った」スタイルの「小悪魔系ギャル」(根本弥生さん)、ニットキャップに「ボリューム巻き」ヘアの「渋原系」(鈴木あやさん)、白と黒を基調にした「TOKYOモードカジュアル」(森摩耶さん)など、2000年代を振り返った。
近年の流行として、パステルカラーを基調にしたドーリーなスタイルの「萌原ミックス」(寿るいさん)や、シルバーのショートパンツなど派手めなアイテムの中にブルゾンやスポーティーな靴下などを合わせた「NEO GAL」(安井レイさん)も紹介された。
パーティーでは歌手のMay J.さんが映画「アナと雪の女王」の日本版主題歌「Let It Go~ありのままで~」など3曲を披露。その後、同館35周年を記念し「ハッピーバースデー」をアカペラで歌う中、リアリティーバラエティー番組「テラスハウス」に出演していたことで知られる宮城大樹さんが同館ファサードの特徴的なシリンダーを模したケーキと共に登場。会場からは大きな歓声が上がった。