「ケータイ・ジャーナリスト・コンテスト」入賞作品展-スパイラル

青山・スパイラルで「ケータイ・ジャーナリスト・コンテスト」の受賞作品展。同日グランプリ発表

青山・スパイラルで「ケータイ・ジャーナリスト・コンテスト」の受賞作品展。同日グランプリ発表

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 携帯電話を持つ一般ユーザーが「ジャーナリスト」となり、身の回りに起きた出来事や思いを伝える「ケータイ・ジャーナリスト・コンテスト」の受賞作品展が3月21日、青山「スパイラル」(港区南青山5)で行われる。

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 同コンテストは、明るい選挙推進委員会とヤフージャパンの政治情報サイト「Yahoo!みんなの政治」の共催で、4月の統一地方選挙に向けて若年層の取り込みを狙ったもの。特設サイト上では昨年12月から今年2月にかけて募集を行い、全国から3,656点の応募作品が集まった。

 コンテストで募ったのは、身近な風景の中にある環境や福祉、少子化などの社会問題を見つめ直すための「情報」。応募者には携帯電話やデジタルカメラなどで撮影した写真に、タイトル(20文字以内)とメッセージ(250文字以内)の添付を条件に、サイトなどで募集を受け付けた。

 審査には、審査委員長を務めたフリージャーナリストの嶌信彦さんをはじめ、秋元康さん(作詞家)、桐島ローランドさん(写真家)、菊川怜さん(女優)、辛酸なめ子さん(漫画家、コラムニスト)らが参加し、2月中に上位15作品を選考。3月1日~11日、サイト上で一般投票を実施した。

 今回30歳以下の応募者が9割以上を占めた応募作品の中で、最も関心が寄せられたテーマは「環境問題」。「温暖化の明日」と題された作品には、一部が浸水した公園の写真とともに「今の日本では、(温暖化は)明日の問題ではない。(中略)地球の温暖化が原因で、自分の国が沈む恐怖と戦っている国の人々は、たぶん笑えないだろう」などと厳しいコメントが添えられているほか、都会に灯るクリスマスイルミネーションの風景を写し「『きれーい!』だれもが思っている。(中略)地球という星は、輝いていますか?」と率直に疑問を呈する作品も。

 環境問題のほかには、女性の履歴書について妻、母としての経験を書く覧がないことに対して「大事な事が抜けている」と自身の経験に重ねて意見したものや、駅のホームにある視覚障害者向け誘導用ブロックを「命の線」と称して「公平な社会」を訴える作品も見られた。

 最終選考に残ったこれらの15作品のうち、サイト上で最も投票の多かったグランプリ、準グランプリと、審査員特別賞、Yahoo!みんなの政治賞などの各賞は、同21日にスパイラルで発表されるほか、展示会場となる3階スパイラルホールでは、11時から20時まで入賞作品を一般公開する。入場無料。

Yahoo!みんなの政治「ケータイ・ジャーナリスト・コンテスト」スパイラル

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