デサント初の高級ファッションブランド「ロワゾ」直営1号店

デサント、青山に新ブランド「ロワゾ」の直営1号店(写真=店内)。「旅」がテーマの高級婦人衣料

デサント、青山に新ブランド「ロワゾ」の直営1号店(写真=店内)。「旅」がテーマの高級婦人衣料

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 スポーツウエア製造販売のデサント(本社=大阪市)は3月20日、青山に同社初の高級ファッションブランド「L’oiseau(ロワゾ)」直営1号店を開業した。デザイナーにはギリシャ人女性デザイナーのソフィア・ココサラキさんを起用、素材などこれまで培ってきた機能面に「デザイン」を加えることで、新規顧客の獲得を目指す。

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 新ブランド「ロワゾ」では、「旅」をテーマに出張時や旅先でのファッションを想定し、快適さや着心地の良さにこだわった高級衣料を提供。デザインを手がけるココサラキさんは、1998年にロンドンの名門ファッション校を卒業後、ロンドンコレクションに参加、アテネ五輪では母国ギリシャチームの公式衣装をデザインするなど注目を集める若手の一人。

 1号店となる「ロワゾ青山店」(TEL 03-6418-6820)は青山通りを一本入った神宮前5丁目エリア、カフェ「ラスチカス」(現在建替え工事中)向かいにオープンした。ビルの2階に位置し、店舗面積は約34坪。店内は「パリの回廊」をイメージしたという。営業時間は11時~20時。

 店頭に並ぶのは、ココサラキさんがデザイン全般を手がけ、イタリア、ギリシャで生産を行う「ファーストライン」と、同社のデザインチームが企画、ココサラキさんが監修を務める日本生産の「セカンドライン」の2ライン。今シーズンは、ファーストライン=約20型、セカンドライン=約80型が出そろった。

 ファーストラインは、プリーツやドレープ使いなどココサラキさんが得意とするモチーフを随所に取り入れたのが特徴。セカンドラインはシンプルなデザインがベースで、ジャージー素材のスーツ、カシミヤのカットソー、超軽量のトレンチコートなどのアイテムを投入。仕入れ品としてシューズやバッグなどの雑貨類も買い付けた。

 商品の価格帯(ファーストライン/セカンドライン)は、ジャケット=78,000円~210,000円/32,000円~58,000円、ワンピース=68,000円~78,000円/28,000円~46,000円、カットソー=38,000円~98,000円/8,000円~18,000円ほか。

 今後直営店を中心に、セレクトショップや百貨店などへ販路を拡大、青山店では初年度売上高1億円を見込むほか、3年後にはブランド全体で売上高15億円を目指す。

L’oiseau

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