パルシステム共済生活協同組合連合会(本部:東京都新宿区、理事長:渋澤温之)の「福祉・たすけあい委員会」は10月23日(金)、パルシステム千葉(本部:船橋市、理事長:高橋由美子)が運営するサービス付き高齢者向け住宅「にじいろぱる松戸六実」(松戸市六実、施設長:伊藤大碁)で松戸市との連携による地域の居場所づくりの事例を学ぶ視察をしました。グループの「地域福祉政策」に定める多世代・多機能居場所づくりの推進により、地域の支え合いの拠点を増やす多様な事例を学び合います。
多世代まるごと居場所づくり
松戸市は、誰一人取り残すことのない地域共生社会の実現に向けて、地域の誰もが気軽に利用できる集いの場として「まつどDEつながるステーション」を市内13地区で定期的に開催しています。各地区では、地域住民や市民活動団体、社会福祉法人など多様な主体が実行委員会へ参画し、ステーションを運営しています。
各地区では、学校や職場、家庭とは別の第3の居場所となる「多世代まるごと居場所づくり」を目指し、茶話会や誰もが参加できるユニバーサルスポーツなどを開催しています。
にじいろぱる松戸六実が所在する松戸六実六高台地区では、同じ地域の住民同士が世代を超えて顔見知りになり、あいさつを交わす関係づくりを目指しています。災害など「いざという時」に顔見知り同士で支え合える、つながりによるセーフティーネットを構築します。
パルシステム千葉は2022年4月から、松戸六実六高台地区の実行委員会に参加しています。実行委員会関連団体によるイベント会場として施設内の地域交流スペースを開放し、転倒予防や認知症予防を目的とする「めぐり体操」教室を毎週開催しています。毎回参加するメンバーも複数いて、地域の人たちとの緩やかなつながりをつくっています。

▲交流スペースで毎週金曜日に開催する「めぐり体操」
近隣の高?(たかお)神社で毎年開催されるイベント「たかおdeマルシェ」では、パルシステム千葉のだ中根店から仕入れた青果の販売をしています。イベントの交流スペースでは、介護相談や駄菓子販売、屋台、カフェなどが設置され、イベントへの参画により地域に施設の存在を浸透させています。
今後は、「つどう de 6∞6(つどうでろくろく)」と題して地域内で毎月定例開催されている居場所づくり活動の会場としても、交流スペースを活用できるよう提案していきます。
季節のイベント開催やボランティア受け入れも
施設は設立当初から、近隣住民や地域とのつながりづくりを目的として地域交流スペースを設置しています。宅配サービス利用者有志によるハンドマッサージなど、癒しの企画にも活用しました。施設では屋台風の食事を楽しむ夏祭りなど、入居者の家族と共に楽しむ季節毎のイベントを開催しています。
衣替えの季節には色とりどりの衣類を購入できる出張販売や、毎月定例でやってくるクレープのキッチンカーやパンの移動販売などで、利用者の毎日の暮らしに楽しみを作るとともに、今後は地域住民にも広く知らせ、利用してもらうことを検討しています。
地元中学のギター部員を招いた演奏会では、全国大会銀賞の腕前が披露され「生徒さん一人ひとりの生き生きとした表情から元気をもらいました」などの入居者の声もあり、地域内での世代を超えた交流を実現しています。

▲交流スペースでの出張衣類販売
▲地元中学生によるギター生演奏
パルシステム千葉の利用者に呼び掛ける施設内の清掃ボランティアには、毎月4〜5人が参加し、施設美化として窓拭きやエントランスのタイル磨きなどに協力してもらっています。普段は立ち入る機会のない利用者も、ボランティアをきっかけに施設内やサービスの様子を見学し、施設の概要とともに「にじいろぱる松戸六実」が地域内で果たす役割への理解を深めています。
協同の力で誰もが支え合える地域へ
パルシステム共済連は、グループ生協の役職員で構成する「福祉・たすけあい委員会」で多世代・多機能居場所づくりを推進しています。誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、多様な立場の人たちによる地域の支え合いの拠点の普及を目指します。
グループの10会員生協は、1都12県の活動エリアで行政や市民団体などと連携し、暮らしの課題解決のため支え合う仕組みとしての「多世代・多機能居場所づくり」に向けたロードマップを設定しています。各生協は地域内でのニーズ調査を進めながら、配送センターや直営農場、地域の施設などを活用したさまざまな居場所での活動を広げ、参加者のニーズや困りごとに対応しています。
今回の視察を通じ、松戸市の居場所づくりの事例のように、グループ内生協での行政との連携の可能性も広げられることを確認しました。
パルシステムはこれからも、地域のさまざまな団体や多様な立場の人たちとの協同により、誰もが安心して暮らし続けられる地域づくりを目指していきます。
- 多世代・多機能な居場所をつくる
パルシステム共済生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 ラクアス東新宿、理事長:渋澤温之
経常収益:50.7億円、職員数:67人、共済・保険総保有件数53.5万件、出資金:20億円(2026年3月末現在)
HP:https://www.palsystem-kyosai.coop/
パルシステム生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 ラクアス東新宿、理事長:渋澤温之
12会員・統一事業システム利用会員総事業高2,689.6億円/組合員総数177.0万人(2026年3月末現在)
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城 栃木、パルシステム山梨 長野、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、あいコープみやぎ
HP:https://www.pal-system.co.jp/