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裏原にファッションブランド「クリスチャン ダダ」初直営店

デザイナーの森川マサノリさんとレディー・ガガさんが着用した衣装

デザイナーの森川マサノリさんとレディー・ガガさんが着用した衣装

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 裏原エリアに9月28日、ファッションブランド「CHRISTIAN DADA(クリスチャン ダダ)」初の直営店(渋谷区神宮前3、TEL 03-6804-3969)がオープンした。経営はクリスチャンダダ(同)。

白壁の空間に黒の什器などを配す店内

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 デザイナー森川マサノリさんが手掛ける同ブランド。1984(昭和59)年生まれの森川さんは、上田安子服飾専門学校(大阪市北区)卒業後渡英し、ロンドンで2年半ほどデザイナーのアシスタントを務めた。帰国後は友人と「リブレゾン」を立ち上げ、2009年に同ブランドを脱退。2010年に「クリスチャン ダダ」をスタートした。2011年、レディー・ガガさんが「WTV AID JAPAN AWARD」で着用した衣装を手掛け、昨年はガガさんの世界ツアーの衣装にも選ばれた。

 ブランド名はディオールやルブタンなどデザイナーにも多いという、ユダヤ人の「象徴的な」名前である「クリスチャン」と、「破壊」という意味を持つ「ダダイズム」から「尊敬と皮肉を込めて」命名。年に2回ランウェー形式でコレクションを発表し、セレクトショップへの卸などで商品を販売している。ターゲット・購買層は20~25歳が中心。

 「海外での展開を強化していきたい」と考えていることもあり、フラッグシップショップ・情報発信拠点として直営店の出店を考えていた。森川さん自身、遊びに来たり働いたりしていた「思い入れのある」同エリアでの出店を決めていたという。近年空きテナントが増えている同エリアの「活性化・手助けになれば」とも。店舗面積は67平方メートル。ロンドンから帰国した直後に住んでいたの森川さんの部屋をイメージしたという店内は、白の壁面に囲まれた空間。黒の什器やアンティークのディスプレーなどを配す。

 現在商品は9割ほどがメンズ。レースや造花などを取り入れ「はかなさを表現」した商品作りを手掛けている。価格帯は、アウター=3万5,000円~15万円ほど、カットソー=8,000円~1万円強、シャツ=2万円~3万円ほど、パンツ=2万円~4万円ほど。同店限定エクスクルーシブアイテムとして、スタッズをあしらったMA-1(4万5,150円)、皮をリプロダクトしたポーチ(小6,300円、大8,400円)、カードケース(1万7,850円)などを用意する。

 森川さんは「僕は『アンダーカバー』などに憧れて裏原に来ていた。そういう文化を次の若い人たちに伝えていきたい」とし、「(当店で)ショートは違う形で世界観を伝えられたら」と話す。

 営業時間は11時~20時30分。

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