食べる

表参道ヒルズに米発「ククルザ ポップコーン」国内1号店-常時10フレーバー用意

シアトル本店同様緑と黒を基調にした店内

シアトル本店同様緑と黒を基調にした店内

  • 0

  •  

 表参道ヒルズ(渋谷区神宮前4)同潤館1階に9月14日、米シアトル発ポップコーン専門店「KuKuRuZa Popcorn(ククルザ ポップコーン)」の国内1号店(TEL 03-3403-0077)がオープンする。経営はチャウダーズ(港区)。

常時10フレーバーを用意するポップコーン

[広告]

 2004年にシアトルで創業した同店。店名は、創業者の妻がロシア系アメリカ人であったことからロシア語でコーンを意味する「kykypy3a」から命名。現在、シアトル内とサウジアラビアにそれぞれ3店舗を展開。表参道ヒルズ店は世界7店舗目で、年内にはサウジアラビアやエジプト、ドバイにも出店を控えている。

 スープ専門店「チャウダーズ」を展開する同社。同店で使うスープをシアトルから輸入しているほか、同社社長の社(やしろ)哲史さんが毎年シアトルに足を運んでいることもあり、同店を知っており、その味を「日本で紹介したい」と日本における独占販売契約を締結した。

 20代後半~40代の女性をターゲットに据え、「流行の発信地」である同エリアを1号店の出店場所に選んだ。店舗面積は36.46平方メートル。店舗はシアトル本店同様、緑や黒を基調に、茶色を取り入れ「ナチュラルな雰囲気」を演出。壁面にはギフト向けのガロン缶をディスプレーする。

 ポップコーンは「マッシュルームタイプ」と「バタフライタイプ」の2種類のトウモロコシをフレーバーに合わせて選び、油を使わず熱風で爆発させる「エアポップ」製法で作る。シェフとパティシエが中心となり開発する現在36種あるフレーバーが特徴で、同店では常時10種を用意。うち2種を月替わりでラインアップする。

 定番フレーバーは、バターと砂糖を煮詰めたキャラメルをコーティングした「クラシックキャラメル」(S350円、M550円、L800円)、「クラシックキャラメル」に、ハワイ産ピンクシーソルトを絡めた、人気ナンバーワンだという「ハワイアンソルト・キャラメル」、ブラックラズベリーフレーバーにバニラクリームをアイシングした「ブラックラズベリー」(以上、同380円、同580円、同850円)、ホワイトチェダーチーズにトリュフオイルなどとポルチーニを合わせた「トリュフ フロマージュ・ポルチーニ」(同400円、同700円、同900円)など8種。

 9月の限定フレーバーは、「クラシックキャラメル」とアーモンド・カシューナッツ・ピーカンナッツを絡めた「ファンシーナッツ・キャラメル」(同400円、同700円、同950円)と、ホワイトチェダーチーズをベースに、青唐辛子「ハラペーニョ」を組み合わせた「ハラペーニョ・ホワイトチェダー」(同380円、同580円、同850円)の2種。今後はハロウィーンやクリスマスなど季節限定や日本限定のフレーバーも展開予定。オープン記念商品としてSサイズの全10種を詰めた「ククルザ・トライアル」(3,200円、1人1個まで)を販売する。

 ギフト向けの商品として、Sサイズ7種入りの「フライトカートン」や、Sサイズが4種入った「1ガロン缶」(以上2,800円)、Mサイズが5種入った「2ガロン缶」(5,000円)も扱う。ギフトボックスもシーズンに合わせたデザインのものを用意する(ガロン缶は各種1人1個まで)。客単価は2,000円弱を見込む。

 今年1月には同じ表参道沿い、原宿駅近くにシカゴ発ポップコーン・ブランド「ギャレット ポップコーン」の国内1号店がオープンし、連日行列ができる好評ぶりを見せている。「競合ではあるが、ともに切磋琢磨(せっさたくま)してグルメポップコーンのマーケットを盛り上げていければ」と話す社さん。そうした中で、フレーバーの豊富さや、チャックが付いたパッケージなどで差別化を図るという。

 「いろいろな味を楽しんでいただき、日本でのポップコーンの常識をひっくり返したい。菓子としてだけではなく、酒のつまみなどいろんなシーンで食べる習慣をつくっていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~21時(日曜は20時まで)。来春には都内で1~2店舗の出店を計画する。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース