見る・遊ぶ

伊勢谷友介さん率いるリバースプロジェクトが特別展-表参道GYREで

東日本大震災で出たがれきを使った鳥居をモチーフにしたオブジェや、来場者参加型のおみくじをモチーフにしたインスタレーションなどを展示

東日本大震災で出たがれきを使った鳥居をモチーフにしたオブジェや、来場者参加型のおみくじをモチーフにしたインスタレーションなどを展示

  • 0

  •  

 表参道「GYRE(ジャイル)」(渋谷区神宮前5)3階のギャラリー「EYE OF GYRE」(TEL 03-3498-6990)で現在、リバースプロジェクト(港区北青山2)の特別展「道展 Work in progress」が開催されている。

リバースプロジェクトが手掛けるプロダクトも並ぶ場内

[広告]

 同館5周年を記念した同展。俳優・伊勢谷友介さんが代表を務めるリバースプロジェクトは2009年、「人類が未来の地球に生き残るためのプロジェクト」という理念に基づき設立された会社。同展では、ファッションブランドのビルが立ち並ぶ「表参道」を「表」、カウンターカルチャーが集積する「キャットストリート」を「裏」と捉え、その両者が交差する道に立地する同館の特徴を同社ならではのアプローチで表現する。

 会場中央には、舟のオールや木材など東日本大震災で出たがれきを使った鳥居をモチーフにしたオブジェを設置。有史以来現代までの様々な言葉をモチーフにした参加型インスタレーション「くらうどみくじ」は、来場者が引いたオリジナルのおみくじをひもに結びつけていくことで生成され、「集団知」などを可視化したもの。そのほか、コーチと共同制作したらせんで構成される結び目の円環構造をかたどったオブジェ「トーラスノット」など、計5点のアート作品が並ぶ。

 併せて同展では、同社が今までに手掛けてきたプロダクトも紹介。頑丈なためにリサイクルが難しい廃エアバッグを使い開発したダウンジャケットや、ジーンズメーカー「Lee」とのプロジェクトで1979年~2008年までのデットストック生地を使い、生地の年代の「シンボリックな出来事」をデザインに落とし込んだジーンズ、製品化できない宇和島パールや、年間1000トン以上が廃棄されているというアコヤ貝を使ったジュエリーなど17種のプロダクトを展示。地下スペースでは「縁日」と称した屋台(ショップ)が並び、同社が手がけてきたジーンズやアクセサリー、米、鉢植えなどのプロダクトを販売している。

 開催時間は11時~20時(最終日は13時まで)。入場無料。11月21日まで。期間中はトークイベントなども開く。開催日時などは同社のホームページで確認できる。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース