食べる

渋谷に「ワンピース」好きが集まるフードバー「325」-ファン歴7年のオーナーが開く

スタッフはトラファルガー・ロー(左)やサンジ(右)などキャラクターのコスプレ姿でサービスを行う

スタッフはトラファルガー・ロー(左)やサンジ(右)などキャラクターのコスプレ姿でサービスを行う

  • 0

  •  

 宮益坂上近く・青山通り沿いに5月21日、人気漫画「ワンピース」をテーマにした「Buffet & Food Bar 325」(渋谷区渋谷2、TEL 03-6869-1325)がオープンした。経営はエターナルポース(文京区)。

フィギュアや海賊旗など私物コレクションをディスプレーする店内

[広告]

 同社社長の千葉弘道さんは同作のファン歴約7年で、2年ほど前からbayfmの番組「RADIO SURPRISE」で隔月放送される「ワンピース スペシャル」にレギュラー出演している。昨年4月末、同作の単行本全巻セットなどを被災地に届ける活動を実施。バッシングなどもあったというが、届けた際に被災地の子どもたちが「みんな明るい顔をしていた」姿を見て、同作の「パワーをあらためて感じた」という。「大人が集まって、酒を飲みながら(同作について)語り合い、騒げる場があれば」と同店出店に踏み切った。店名は、同作の主人公モンキー・D・ルフィたちが乗る船「サウザンド・サニー号」(通称サニー号)から命名した。

 店舗面積は約40坪。席数は45席ほどを用意するほか、6人用の半個室1室を用意。エントランスのノブは船のかじの形をしているほか、店内は船をイメージし木材を多用。たるや舵などの小物も配した。壁面や天井などには、クレーンゲーム景品「ワールドコレクタブルフィギュア」vol.22までのフィギュア全種や海賊旗など、千葉さんの私物コレクションをディスプレーしている。単行本なども置き、来店客が読めるようにした。スタッフは同作に登場するキャラクターのコスプレ姿でサービスを行う。

 ランチは、オードブル3種やパスタ、サラダ、デザートなどの食べ放題(90分、1,000円)を提供。ディナーには、「もやし炒め『ヘイヘイホー』」(650円)、「8のタコ焼き」(850円)、「銀の海鮮ピラフ」(1,050円)、「サニー号」の船首のライオンを模した「325オムハヤシ」(1,250円)、「牛ステーキ『肉っっっ!!!』」(1,950円)など、同作のシーンやキャラクターを連想させる名称のメニューも用意する。客単価は、ランチ=1,000円、ディナー=4,000円弱。同店ではオリジナルせっけん(1,000円)やハンドクリーム(500円)などのほか、公式グッズも販売する。

 オープン後、来店客は20代後半の男性が中心だが、ランチビュッフェは女性客の方が多く、中には地方から訪れた同作ファンもいたという。

 同作を「最強の現実逃避」と表現する千葉さん。「ワンピース風に言うなれば『宴』をしてもらえれば。好きな方は語り合い、あまり詳しくない方も雰囲気を楽しんでいただきたい」と話す。今後、コスプレイベントなども開いていく予定。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=17時~24時(日曜は、ランチのみ通常営業、夜はイベント使用のみ)。7月ごろからは15時~17時も営業し、ケーキバイキングを始める予定。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース