ドワンゴ（中央区）とニワンゴ（渋谷区神宮前1）が共同事業として運営する施設「ニコニコ本社」（同）の2階・3階が6月17日18時より改装のため一時閉店し、6月30日にリニューアルオープンする。

「ニコニコ本社」の外観

　昨年4月9日のグランドオープンから約1年、同社によると、「さまざまなイベントなどを実施してきた結果、ユーザーが主体となって周りのユーザーと一緒に楽しむ『niconico』ならではの文化を、より一層身近に楽しむことができる施設が求められていることが分かった」という。そこで、「ユーザー秘密基地」をコンセプトにした施設へのリニューアルを決めた。

　リニューアルにより、2階にユーザーが気軽に集まれる場所として「入退場自由のフリースペース」を設け、ステージや大型スクリーン、プロジェクターも設置。カウンターでは「TEA ROOM 2525」で人気だった「激マズ汁」「食欲減退ブルーカレー」を販売するほか、ドリンクバーも設置。テーブルゲーム（トランプ、将棋、囲碁など）やniconicoを体験できる各種デバイスの貸し出しも行う。貸し切りにも対応。

　3階は、「ボカロ」「歌ってみた」などの同人CD取扱量を増やすために棚を増設。ユーザープロデュースの「見て触れて聞いて楽しめるコーナー」を設置予定。ユーザーの創作物を展示・販売するための専用スペースも新たに設ける。

　最終営業日の6月17日12時～18時には、毎年恒例となっている「運営感謝の日」として、動画サービス「niconico」内の生放送配信サイト「ニコニコ生放送:Zero」と連動し、ユーザーから「運営に感謝の言葉を言ってもらう」イベントを実施。当日、生放送中のカメラに向かって運営に対して感謝の言葉を伝えた来館者には、ニコニコ本社にある「不要なもの」を進呈する。

　当日は、2階の生放送ブースの壁に運営への感謝の言葉やニコニコ本社へのメッセージを書くことができる（翌日、改装工事に伴い粉砕予定）。

　営業時間は11時～20時。