渋谷に放射能測定器レンタルスペース「ベクサーチ」-仙台に続き2店目

現在6台の放射能測定器を用意する店内

現在6台の放射能測定器を用意する店内

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 渋谷・桜丘町に1月27日、食品などの放射能測定器レンタルスペース「ベクサーチ渋谷店」(渋谷区桜丘町、TEL 03-6427-0288)がオープンした。経営はカキタ(宇田川町)。

独ベルトールド社製「ベクレルモニターLB200」

 東京・広島を中心に飲食店、インターネットカフェなどの運営を手掛ける同社の新事業。福島第一原発事故以来、食品の放射線物質含有量についての報道が相次ぎ「食の安全」について高い関心を持つ人が増える中、「身近に測定できる場所・機関が少ない」ことからオープンを決めた。渋谷店は同4日にオープンした仙台店に続く2店舗目となる。

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 店内には、セシウム以外にカリウム(自然に含まれている物質)も含んで計算することがあることから「安価」でベクレル数値を計測できる独ベルトールド社製シンチレーションカウンター「ベクレルモニターLB200」5台、セシウム137・134を区別できるほか、カリウム・タリウムなども判別できるウクライナAKP社製「SEG-001“AKP-S”-40」1台を設置。近日中に同器1台と独ベントールド社製「ガンマ線スペクトロメーターLB-2045」2台を導入する予定。店内には、放射能に関わりのある雑誌・書籍類を置くほか、放射能に関する記事、ブログなどを記載した紙面も用意する。

 検体は食品が基本。利用客は検体したい物を500cc分に粉砕・ペースト状にして持参し、スタッフの説明を受けながら自身で測定する。いずれの機種も1検体20分程度。証明書は発行しない。誤差が10~20ベクレル出るため、専門的・厳密なデータを求める利用客には専門機関での計測を推める。利用料は、「LB-200」=1検体1,480円、「SEG-001“AKP-S”-40」=同3,980円(LB-2045も同様の予定)。

 オープン後、乳幼児のいる主婦層、家庭菜園をしている年配層の利用が多く、キャベツやブロッコリー、シイタケなどの野菜類を中心に、土や水を持参している。電話やメールで「毎日数十件」の問い合わせがあり、検体可能なもの、セシウムを区別して測れるかどうか、子ども連れでの来店が可能かなどの問い合わせが多いという。

 同社新規事業開発部で「ベクサーチ渋谷店」を担当する北川裕史さんは「安心して食生活を送れるよう、特に小さなお子さまを持つ親御さんにはぜひ、今食べている物が安全かどうか調べていただきたい。毎日自分が買っている物、作っている物は安心して提供できるのか、そう思った瞬間から実行していただければ」と話す。「周知いただければ、必ず需要が生まれると思う」とも。

 営業時間は9時~21時。完全予約制。初回のみ入会金500円が必要(現在はオープン記念で無料)。

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