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千駄ヶ谷に複合空間「2【Ni】」-ショップ・カフェ・アーティストボックスなど

左側がカフェラウンジ、右側が「AlexanderLeeChang」のショップとアーティストボックス

左側がカフェラウンジ、右側が「AlexanderLeeChang」のショップとアーティストボックス

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 千駄ヶ谷に1月12日、マルチコミュニケーションスペース「2【Ni】(に)」(渋谷区千駄ヶ谷2)がオープンした。経営はチャング(同)。

3色用意する同スペース限定トートバッグ

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 ファッションブランド「AlexanderLeeChang」のデザイナー、アレキサンダー・リー・チャンさんが開いた同店。「一つの空間に入れ込み、それが絡み合い、つながっていくこと」をコンセプトに、同ブランドのショップをはじめ、カフェラウンジ、アーティストボックス、ウオールギャラリーの4つのコンテンツで構成する。店名は英語読みの「トゥ」から、「2人が一緒(to)に、何かここから(too)できたら」という思いと、日本語読みの「に」から、「2人が笑顔(「に」という口のかたち)になれたら」という思いから命名した。

 店舗面積は42平方メートル。白や木材を基調にした店舗は、改装時に出た木材や金物などの廃材を使った。コンクリートグレーの外壁はアーティストにキャンバスとして開放するウオールギャラリー。定期的に入れ替え予定で、現在はサーファー・スケーターでもあるアーティスト新倉孝雄さんによるアートを掲出している。

 ショップスペースでは同ブランドのアイテム全種を扱うほか、ショッパーを使わないため、同スペース限定商品としてトートバッグ(ブラック・イエロー・ブルー、各大=700円、小=300円)を販売。アーティスト・クリエーターたちの作品をボックス状の什器に入れ展示・販売するアーティストボックスでは、作品のほか、出品作家の人生・創作活動などに影響を与えた本・レコードなども一緒に紹介する。出品者は、アレキサンダー・リー・チャンさん、アーティスト花井祐介さん、農芸園芸集団「VALLICANS」の大江憲一さん、ニットデザイナーjun mikamiさんなど。

 フリーWi-Fiを完備するカフェラウンジは14席を用意。コーヒー(350円~)、グリーンスムージー(400円~)などを提供するほか、ランチタイムにはパーキングエリアにカート販売が訪れ、フードを販売。カフェ内で食べることができる。現在は毎週金曜11時~16時に中近東の料理で、ひよこ豆を使った団子、野菜などをピタパンにはさむベジタリアンヘルシーフード「ファラフェル」を販売する「PAPAGAYA DELI」が出店している。不定期で営業するバー・スタンドは東京の地ビール(600円)、アガベ100%のテキーラ(600円~)などを提供。現在は毎週第2金曜20時から、ガールズユニット「SUGAR BOY」が主催するパーティー「SUGAR BAR」を開催している。

 千駄ヶ谷について、店長でもあるアレキサンダー・リー・チャンさんは「ファッションの中心・原宿からもほど近い場所にありながら、オフィスと住居とショップが混在していて、すごくゆったりとした空気が流れている」とし、「それが自分には合うのかなと思った」と話す。「洋服・アート・飲食・音楽という、普段のライフスタイルを一層楽しくさせるコンテンツこそがストリートカルチャー。そこから影響を受けたものが『AlexanderLeeChang』というブランドのクリエーションであり、世界観を感じてもらうためには、単に洋服だけでなく、さまざまなストリートカルチャーを感じる空間を提供したい」とも。

 営業時間は9時~17時。土曜・日曜・祝日定休。

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