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写美で「新進作家展」-「現代のさまざまな事象と向き合う」作家5人紹介

春木麻衣子さんの作品「either portrait or landscape 1B」(2007年)©Maiko Haruki Courtesy of TARO NASU

春木麻衣子さんの作品「either portrait or landscape 1B」(2007年)©Maiko Haruki Courtesy of TARO NASU

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 東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス内、TEL 03-3280-0099)2階展示室で現在、「日本の新進作家展vol.10 写真の飛躍」が開催されている。

モノクロ写真を手作業でコラージュして作った西野壮平さんの作品

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 新進気鋭アーティストの作品を紹介するシリーズ展で、今年で10回目。「写真の原点となる手法を生かしながら、現代のさまざまな事象向き合う」5人の写真家を最新作と共に紹介する。

 展示する写真は70点。添野和幸さん=引き伸ばし機に氷や気泡、滴などを直接仕掛け、フォトグラムという写真構造の中で「最もシンプル」な技法を用いて撮影。西野壮平さん=モノクロフィルムで撮影した街の写真を手作業でコラージュし、「現代都市の肖像」を作り上げた作品。北野謙さん=「特定」の場所で「特定」の人々を撮影したネガを多重露光に何重にも焼きこんだ人物像で、全体にぼんやりとしている象から「人の存在に」ついて迫る。佐野陽一さん=日常や旅先で出合った風景をピンポールカメラで撮影した作品。春木麻衣子さん=「極限」まで露出をアンダー・オーバーにして、黒い・白い写真を撮影することで「見ること」自体を問いただす。

 1月21日(15時~16時30分)には、1階アトリエで建築家の藤森照信さんと西野さんの対談(定員50人、当日10時から1階受付で整理券番号付き入場券を配布)を開くほか、27日(14時~)には同館学芸員による解説を行う。

 開館時間は10時~18時(木曜・金曜は20時まで)。月曜休館(月曜が祝日の場合は翌火曜)。入場料は、一般=700円、学生=600円、中高生・65歳以上=500円ほか。1月29日まで。

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