国立代々木競技場第一体育館（渋谷区神南2）で2012年3月20日、リアルクローズイベント「東京ランウェイ」の開催が決まった。主催はTBS、TBSラジオ＆コミュニケーションズ（仮）。

　「神戸コレクション」の東京公演が場所を移転、名称変更し開催する同イベント。「神戸コレクション」は2002年に神戸で初開催され、2004年秋冬コレクションから東京公演として、「STUDIO COAST」（江東区）や東京国際フォーラム（千代田区）、グランドプリンスホテル新高輪（港区）を会場に開かれてきた。9月に行われた2011年秋冬コレクションの来場者は4972人

　「神戸コレクション」20回目を迎える今年、名称変更を行い、国立代々木競技場第一体育館での開催を決めた。ビジュアルモチーフは、「生命力の象徴」である唐草（アラベスク）柄でデザインされた数字の「1」に、ハート型のキャンドルの火を組み合わせた「聖なる『1』」。第1回の開催を記念したほか、リアルクローズイベントの「最高峰を目指す」などの思いを込めた。

　2012年春夏シーズンのコレクションとなる今回は、「Lucky,Happy,Sexyな女の子」をイメージし、「LHS BLONDY」「Bitten Apple」「ALL GROUN UP」のテイストの異なる3コレクションをメーンに展開する「blondy」、定番とモードを組み合わせ新たなビジネスファッションシーンを提案する「FRAY I.D」、「ストリートフォーマル」をコンセプトに「大人のスイート」を表現する「snidel」、SHIBUYA109でも人気のファッションブランド「SLY」など約30ブランドが出展予定。

　参加モデルは安座間美優さんや海老原友里さん、押切もえさん、加藤夏希さん、冨永愛さん、藤井リナさん、舞川あいくさん、メロディー洋子さん、ヨンアさんなど約100人を予定。ほかにも、中国の「ViVi」「Rayli」「mina」のモデルがゲストモデルとして参加する。

　「東京ランウェイ」では、新規ブランドのショーステージや「サマンサタバサ」とのオーディション強化、年間を通した人材を発掘・育成を図る。今後、アジアを視野に入れた取り組み、政府とも連動した海外メディアの招致に取り組み、5年間展開してきた上海公演との親和性を高め、企業やブランドの海外進出を支援していく予定。

　東京ランウェイ実行委員会プロデューサーで、毎日放送事業局事業部副部長の下中大介さんは「リアルクローズのファッションショーを始めて10年だが、これから10年後に、ここがアジアファッションのB2Cの発信源になっていたい。リアルクローズの最高峰のファッションショーとして、これまでのファッションメディアを変えるような、アジアを代表するイベントにしていきたい」と意欲を見せる。想定来場客数は1万5000人。

　開催時間は15時～21時30分終了予定（開場は14時、3ステージ制）。入場料は、SS席＝8,000円、S席＝6,000円、サイド席＝5,000円、自由席＝3,000円。チケットは2012年2月4日、チケットぴあやローソンチケットなどで発売。