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識者9人の「読まなかった」「恥ずかしい」本、パス ザ バトン表参道で販売

編集者・鈴木芳雄さんが「売りたい本」として出品した60冊以上の書籍が並ぶ一角

編集者・鈴木芳雄さんが「売りたい本」として出品した60冊以上の書籍が並ぶ一角

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 表参道のリサイクルショップ「PASS THE BATON OMOTESANDO(パス ザ バトン表参道)」(渋谷区神宮前4、TEL 03-6447-0707)内「LITTLE PAVILION」で現在、識者の「読まなかった」「恥ずかしい」本が展示・販売されている。

識者9人が出品した本が並ぶ場内

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 紙の専門商社竹尾(千代田区)が現在開催している紙の展示会「TAKEO PAPER SHOW 2011 『本』」の一環で展開する同企画。同所では展示会参加識者78人のうち9人が、「読まなかった本」「恥ずかしい本」「売りたい本」を販売。販売を通じて「『本』の交換価値」を探るという。

 出品者は、アートディレクター・クリエーティブディレクターの佐藤可士和さん、同店を展開するスマイルズ(目黒区中目黒1)遠山正道社長、ファッションデザイナー津村耕佑さん、編集者・鈴木芳雄さん、現代美術作家・杉本博司さんなど。

 遠山さんは「線を引いたり角を折ってあったりする」ことが「気恥ずかしい」と「『いいまちがい』大全集―外国人の日本語(対訳ニッポン双書)」(トム・ディランさん著、IBCパブリッシング)を出品。ジャンル問わず読者が「大好き」という佐藤さんは「常に読みたい本が家に数冊ある状態」であることから、「読まなかった本」として「ガリレオの苦悩」(東野圭吾さん著、文芸春秋)などを、鈴木さんは「どんな本にもなにか得るものがある。世の中に生まれなくてよかった本はない。だから、恥ずかしい本というものもない。ここにあるのは手元に置ききれなかった本」と60冊以上の「売りたい本」を出品している。

 営業時間は11時~21時(日曜・祝日は20時まで)。入場無料。今月27日まで。

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