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渋谷で実録映画「アンダー・コントロール」-独原子力の現在、脱原発過程追う

現在も稼働中の原子力発電所内と、停止、解体された発電所で撮影された「アンダー・コントロール」より©Stefanescu/Sattel/Credofilm

現在も稼働中の原子力発電所内と、停止、解体された発電所で撮影された「アンダー・コントロール」より©Stefanescu/Sattel/Credofilm

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 シアター・イメージフォーラム(渋谷区渋谷2、TEL 03-5766-0114)で11月12日から、ドイツの脱原発過程を追ったドキュメンタリー映画「アンダー・コントロール」がロードショー公開される。

原子炉建屋内で働く職員たちの姿も収めた

 2022年の原発撤退に向けて準備を進めているドイツ。約3年をかけて製作された同作は、そうしたドイツの原発の「今」を見つめた作品で、監督自ら現在も稼働中の原子力発電所内と、停止、解体された発電所に入り撮影した。コントロール・ルーム(操作室)や緊急停止シミュレーションの場面、建屋内で働く職員の日常などを収めたほか、建物の始末後の廃棄物管理の課題などが示され、「脱原発を安全に実現していくにはどうすればいいのか」を問う。

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 メガホンを取ったのは1970年ドイツ生まれのフォルカー・ザッテルさん。1993年~1999年に「バーデン=ヴュルテンベルク・フィルムアカデミー」で劇映画とドキュメンタリー映画の監督とカメラを専攻。作品群は映画祭や展覧会、テレビなどでも上映されている。映画製作のほか、オラフ・ニコライさん、などのアーティスト、作家マリオ・メントルップさんらとのコラボレーションも行っている。同作は共同監督作品を除き、初の長編ドキュメンタリー作品となる。

 同作製作について、ザッテルさんは「放射線は目に見えない。原発の中身もわれわれには見えない。理解するためには『可視化』が必要だと思った」とコメントしている。

 初日の12日、来場客先着30人にはCERN(欧州原子核研究機構)のお土産「科学と技術革新の地球」マグネットを進呈。各地で順次ロードショー。

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