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UK発音楽誌「ラウド アンド クワイエット」日本語版創刊-渋谷・原宿などで販売

「LAUD AND QUIET JAPAN」創刊号の表紙

「LAUD AND QUIET JAPAN」創刊号の表紙

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 原宿のイベントスペース「VACANT(バカント)」(渋谷区神宮前3、TEL 03-6459-2962)を運営するNO IDEA(同)は11月10日、UK発ミュージックマガジン「LOUD AND QUIET(ラウド アンド クワイエット)」の日本語版を創刊した。

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 2005年、イギリスの音楽誌「ニュー・ミュージカル・エクスプレス」のフォトエディターとして活動していたStuart Stubbsさんが「メーンストリームなバンドが幅を利かせる状況へのアンチテーゼ」として150部限定のファンジンとして創刊。創刊号の表紙を飾った「ベイビーシャンブルズ」をはじめ、一貫して新しいバンドを起用。2008年にはデザイン誌「Wallpaper」などで活動するLee Belcherさんをアートディレクターに迎えたほか、毎号気鋭のフォトグラファー、イラストレーターを起用している。発行部数は8万部で、読者は18~25歳の若年層が中心。

 当所はUK版を流通のみで取り扱う予定だったが、「今まさにシーンを作っているアーティストたちの生の声を日本語で時差なく伝えられたら」と考え日本語版「LAUD AND QUIET JAPAN」創刊に至った。同誌では、UK版から抜粋した「最新」のユースカルチャー情報、アーティストインタビュー日本語対訳に加え、オリジナルディスクレビュー、UK版未公開写真などのオリジナルコンテンツも掲載。12月号からは「UKミュージックに造詣が深い」日本のクリエーター1人をゲスト・コラムニストとして毎月迎え、「最も思い入れが深い」UKミュージックレコード1枚を選んでもらう「MYUKMUSIC」も始まる。

 同誌ホームページでは毎月、発売日に合わせ掲載アーティストからのオーディオインタビュー、メッセージ、国内ラジオ派未公開のエクスクルーシブ音源などを配信していく。

 「ロンドンに住んでいたとき、友人のバンドが特集されたのをきっかけに手に取るようになり、毎号ガラっと変わる誌面のレイアウトや、常に若く新しいバンドを紹介していて、定型にはまらない感じが気に入ってよく読んでいた」という同誌エディターの小鷹直紀さん。「インディーなクオリティーが感じ取れるラフな大判新聞プリント上に、気鋭のフォトグラファーを起用した美しい写真と、スタイルマガジンにも例えられるような洗礼されたレイアウトで構成している。カルチャー全体に親しむ高感度の若い読者から、クリエーティブ層、オピニオン層の方にまでにお楽しみいただけたら」と話す。

 発行部数は2000部。発行は毎月10日。1,000円。同スペースのほか、タワーレコード渋谷店(神南1)、洋書ロゴス渋谷店(宇田川町)などで販売。今後、各地の書店、レコードショップ、ブティックなどでも順次扱う予定。同スペースでは同日から、UK版過去5年分のバックナンバーを展示するブースを展開する。12月10日まで。

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