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神宮前に「表参道コーヒー」-バリスタ・國友さん、改装古民家で対面接客

表参道の閑静な住宅街にオープンした「表参道コーヒー」。純和風の門構えとキューブ型の看板が目印

表参道の閑静な住宅街にオープンした「表参道コーヒー」。純和風の門構えとキューブ型の看板が目印

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 表参道のとんかつ店「まい泉」裏手に1月27日、古民家を利用したテークアウト専門のコーヒー店「OMOTESANDO KOFFEE (表参道コーヒー)」(渋谷区神宮前4、TEL 03-5413-9422)がオープンした。オーナーは、バリスタ界の草分け的な存在である國友栄一さん。

古民家を生かした縁側の入り口

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 「イルバール」「ルサンク」(以上、大阪市中央区)など、関西を中心に数々のカフェやバールを手掛けてきた國友さんは2009年、「パンとエスプレッソと」(神宮前3)プロデュースのため上京。昨年、同店が人気店へ成長したのを機に離れ、新たな活動に向けた第一歩として「表参道コーヒー」の出店を決めた。

 「知人の紹介で情緒のある良い空間が見つかった」という物件は、「パンとエスプレッソと」で築いた人や地域との密な関係を生かしたいという思いから、同じ表参道エリアで新たな拠点を探していたという。もともと作家の邸宅として建てられたという築80年の木造家屋は老朽化に伴い、来年には建て直しが決まっている。同家屋での営業は1年間の期間限定で、建て直し完了後に再度テナントとして入居を予定する。

 小さな日本庭園と縁側を入り口とした店内は天井、壁を白く塗り替えたのみで、味わいある居間(約8畳)の雰囲気をそのまま利用。部屋の中央には、國友さんが理想とする街角スタンド「キオスク」をイメージしたという「キューブ型」の鉄枠ユニット(2メートル20センチ四方)を組み、接客カウンターとエスプレッソマシン1台を置くスペースを設けた。

 「表参道コーヒー」の店名は、國友さんがイタリア修行時代に「『その地域のことを知りたければ、バリスタに聞け』といわれるほど、イタリアではバールが地域のハブ的な役目を果たしていた」ことを実感し、表参道エリアに根ざした店を目指したいという気持ちから名付けたという。「KOFFEE」の頭文字を「K」にしたのは、「キオスク」と國友さんのイニシャルを掛け合わせたもの。コスチュームは左胸に「キューブ」マークを刺しゅうした白衣。「マン・ツー・マンで接し、お客さまの好みを(医者のように)診断・カウンセリングするため」と理由を明かし、「お客さま一人ひとりの顔色を見ながら、コーヒーの濃さ、酸味、苦みなどを調整する」と対面式ならではの魅力を話す。

 メニューは、京都の老舗「小川珈琲」の豆を用いたエスプレッソをベースとした「表参道コーヒー・ホット」(350円)、「エスプレッソ・ソロ」(250円)、「エスプレッソ・ドッピオ」「エスプレッソ・マッキアート」(以上350円)、「カプチーノ」(400円)、「カプチーノ・ドッピオ」(500円)、「カフェ・モカ」「ベイリーズ・エスプレッソ」(以上500円)、「ベイリーズ・カプチーノ」(600円)に加え、フランスの洋菓子、カヌレのような食べ心地のオリジナルコーヒー菓子「ベイクドカスタード」(160円)をそろえる。そのほか、コーヒー1杯分の出がらしから作った器「A CUP OF KOFFEE」(2,100円)や、ペーパーフィルター型の小銭入れ「FILTER CASE」(2,400円)など、コーヒーにちなんだオリジナルグッズも取り扱う。

 オープン後、平日の来店客は1日70~80人ほどで、男女比は3対7。近所のアパレルやグラフィックデザイン系事務所で働く20~30代が中心で、ゆっくりと腰を据えてお茶を楽しむというより、仕事の合間にちょっと休憩に来る人が多いという。「情緒ある建物、消えゆくこの空間を楽しんでほしい。自分に合ったおいしいものをバイ・オーダーで口に運ぶ楽しみなど、新しいコーヒーや食のあり方を見つけてもらえたら」と國友さん。

 営業時間は10時~19時。

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