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GAギャラリーで個性派建築家・藤森照信さん個展-「ニラ」ハウスなど紹介

焼杉の外壁が特徴の藤森照信さん設計「コールハウス」模型

焼杉の外壁が特徴の藤森照信さん設計「コールハウス」模型

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 「体からうぶ毛が生えるように建築から草を生やしたい」――自然素材を大胆に使った設計で知られる建築家・藤森照信さんの個展が現在、建築専門ギャラリー「GA ギャラリー」(渋谷区千駄ヶ谷3、TEL 03-3403-1581)で開催されている。

 1946(1946)年長野県生まれの藤森さんは、日本近現代建築史研究の第一人者として知られ、赤瀬川原平さんや南伸坊さんらとともに街中の不思議な物件を「採集」する「路上観察学会」の一員としても活動。1991年、故郷でもある長野県茅野市からの依頼で、自然信仰を守った守矢一族の資料を保存する「神長守矢史料館」を設計。44歳で建築家デビューした。

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 続く「タンポポハウス」(1995年)は、「建築家として無名」だったことから「自分で自分に依頼して」自邸を設計。壁から屋根にかけてタンポポを植えた建築で、同作を受けた3作目として、屋根からニラが生え出す赤瀬川原平さんの自邸「ニラハウス」(1997年)を完成させた。近作では、クリの木2本を山から切り出し畑に立て、その上に「茶室」を乗せた「高過庵(たかすぎあん)」(2004年)も有名。

 自然素材や植物を大胆に用いて、これまでに20作以上の建築を設計。同展は、「藤森照信読本」(エーディーエー・エディタ・トーキョー刊)発売との連動企画として、9月中旬からスタート。会場では代表作の設計図やスケッチ、丸太から彫り出して作った模型などを一堂に展示する。

 壁一面には、設計に向けて書き記した 500枚以上のメモを並べ「藤森建築が生み出されるプロセス」を紹介。茅野市美術館の企画で、今年の夏に完成した空中茶室「空飛ぶ泥舟」の制作過程をとらえたドキュメンタリー映像も公開する。

 これまで会場には建築科の学生に加え、「著作を介して藤森さんの建築に興味を持つ方々、年輩の方々」(GAギャラリー、関拓弥さん)なども足を運んでいるという。「藤森さんの建築は、形がかわいらしく見ていて楽しい。いろいろな雑誌で藤森特集をやっているが、読本ではより『生々しい』話を聞いている。展示とリンクする部分も多いので一緒に楽しんでもらえれば」(関さん)。

 開館時間は12時~18時30分。入場料500円。11月7日まで。

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