渋谷・松濤にガレット専門店-仏・老舗店オーナーもメニューをプロデュース

ガレットやクレープの写真などを掲出した「CREPRIE Ti ROLANDE」の外観

ガレットやクレープの写真などを掲出した「CREPRIE Ti ROLANDE」の外観

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 渋谷・松濤に7月、ガレット・クレープ専門店「CREPERIE Ti ROLANDE(クレープリー ティ・ロランド)」(渋谷区松濤1、TEL 03-5456-8177)がオープンした。

モノトーンを基調にした店内

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 学生時代4年間ほどフランスに住んでいたというオーナーの服部周裕さん。現地でフランスのクレープを知り、「クレープリーを開きたい」との思いもあったが、当時はガレットやクレープを提供する「クレープリー」という業態が少なかったこともあり断念。近年クレープ店が増えてきていることもあり、2年ほど前に再度「クレープリーをやってみたい」と出店を決意した。

 出店にあたりフランス人の友人を通じ、1937年創業のパリのクレープリー「Ti Jos(ティ・ジョス)」3代目オーナーで、「ガレット発祥の地」ブルターニュ出身のロランド・オリトローさんと知り合った。「店で提供するガレットは可能な限り『ティ・ジョス』と同じ粉で作りたい」と、使用する粉にもこだわった。「味や中に入れる具材など本場フランスのガレットを提供したい」との思いから、店ではロランドさんがプロデュースしたガレットやクレープも提供する。店名はブルターニュ語で「ロランドさんの家」を意味する「Ti ROLANDE」と命名した。

 店舗面積は約80平方メートル。席数は27席。店内は、「モノトーン好き」という服部さんの好みがブルターニュの旗のカラー、白、黒と合致したことから、モノトーンを基調にした。店のロゴは、ブルターニュの旗をモチーフに。店内のBGMにはケルト系音楽を流す。

 ランチは、ガレット・サラダ・ドリンク付きの「モンパルナス」(1,480円)を基本に、クレープを加えた「パリ」(1,790円)、グルメガレットとクレープ、ドリンク2種が付く「松濤」(2,520円)の3種を用意。好みで選べるセットのガレット・クレープは、目玉焼き・ハム・グリエルチーズの「ガレットコンプレット」や、厚切りベーコン・目玉焼き・マッシュルーム・フレッシュクリームを使ったガレットなど。クレープは「塩バターと砂糖のクレープ」や「塩バターキャラメルのクレープ Ti ROLANDE風」などから選べる。

 カフェタイムにはドリンク付きメニューも提供。ディナーは、鶏肉のポワレ・フライドエッグ・カボチャのピュレとルッコラのガレット「ロックマリア」(1,650円)や、キャラメル風味のパイナップルクレープにマンゴーシャーベット添えた「エキゾティスム」(1,300円)など同店オリジナルのガレット・クレープをはじめ、「Ti RORANDE風サラダ」(980円)や「自家製パテ ブルターニュ風」(1,200円)、「カリフラワーのクリームスープ」(700円)などブルターニュ出身のシェフが作るフランス料理をベースにしたアラカルトも用意。ドリンクはフランス直輸入のシードルなどをそろえる。客単価は、ランチ=1,600円、ディナー=3,500円前後。

 オープン後は20代後半以上客を中心に、近隣住民や服部さんの知人を通じ口コミなどで来店する客が多く、「男女比は4対6~3対7程度。ほかのクレープリーより男性客の比率が高い」という。駅から離れた立地については、「お客さまがわざわざ足を運んでくださるような店にしていきたい」と話す。

 営業時間は11時30分~22時(ランチは平日15時まで、カフェタイムは平日14時30分~18時、ディナーは18時~)。月曜定休(月曜が祝日の場合は翌火曜)。

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