クラブ街に新コンセプト店「しぶや 花魁」-昼はカフェ、夜は立ち飲みバーに

外壁の富士山はイラストレーター・福田さかえさんによるもの

外壁の富士山はイラストレーター・福田さかえさんによるもの

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 DJ・作詞家としても知られるヴィーナス・カワムラユキさんと、フード・スタイリストの川崎万里さんがプロデュースするカフェ&バー「近代日本的飲食音空館 しぶや 花魁(おいらん)」(渋谷区道玄坂2、TEL 03-5456-8782)が6月18日、渋谷・道玄坂にグランドオープンする。場所は、東急本店に近いランブリングストリート沿い。

「花魁」1階

 もともと「占いの館」だったという木造2階建ての建物を改装。赤に塗装した外壁中央にはポップな富士山を大きくペイント。内装は古材を基調に、1階カウンターや2階壁面などにキーカラーとして赤を用いた。店名については、「道玄坂や円山町がかつて花街として栄えていたことから名付けた。最高位の遊女である『花魁』は、花街では知性と教養を兼ね備え、世を動かすほどのパワーを持ち、流行の発信源でもあった」とカワムラさん。

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 カウンタースタイルの1階は、昼は軽食やアイスクリームなどを提供するカフェとして、夜は立ち飲みバーとして営業。店舗面積は27平方メートルで、20人ほどを収容する。ジュエリーボックスも置き、雑誌「アンアン」のスタイリストとしても活躍した坂巻恵子さんセレクトによるアクセサリーも展示販売。「クラブへ踊りに行く前に一杯飲んで行く『ワームアップ・バー』や、映画や舞台、ライブなどの観覧後に一休みする場所として若者たちに利用してもらえれば」とカワムラさん。

 2階は横尾忠則さんのシルクスクリーンをディスプレーした独自の雰囲気が漂う空間で、DJブースも用意する会員制サロン。席数は27席。「2階は落ち着いた雰囲気で大人たちが集う場所として、お客さん同士の交流が生まれれば。1階の若者たちとも会話が生まれたりするなど、世代を超えて互いに刺激を受け合える場所へと発展させていきたい」。

 フードは、「おかんのナポリタン」「おとん目線のすき焼き」(以上600円)、「松竹梅サラダ」(500円)、「ハムカツ」(300円)などで、和風メニューを中心にエスニックな要素を取り入れたものも。店頭では「かぼちゃ」「抹茶」など全10類の「花魁アイス」も販売(テークアウト=400円~)。ゆず、しょうが、八つ橋などのフレーバーを追加でトッピングすることもできる(20円~)。ドリンクは、生ビール、ワイン、ハイボール、焼酎、日本酒などを用意する(400円~)。

 スタッフ・ユニホームは「着物」の要素を独自の解釈でデザインしたカラフルな丸首Tシャツで、数軒隣に店を構える「ご近所さん」(広報の醍醐由貴子さん)の個性派アパレルショップ「galaxxxy」が担当。音響設備は、録音、MIX、サウンドデザインなどで活躍する「AO」さんが手がけた。

 「たまたまこの物件の企画をいただき、音楽が好きでよく遊んでいた道玄坂を盛り上げたいという気持ちから店作りを始めた。10年来の遊び仲間らと力を合わせて、デザインや料理や音など、それぞれが大人になった時の得意分野を持ち寄って完成させた」とカワムラさん。「今後は花魁をテーマにしたオリジナルCDやチャリティー企画も考えていきたい。街の意見を取り入れながら成長していければ」とも。

 営業時間は11時~翌5時。

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