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広域渋谷圏で10回目の「キャンドルナイト」-8校の美大生とコラボ

昨年のキャンドルインスタレーションの様子

昨年のキャンドルインスタレーションの様子

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 「電気を消して、スローな夜を」――環境NGOの呼びかけでスタートし今回で10回目を迎える「100万人のキャンドルナイト」が今年も夏至の日の6月19日を中心に全国で開催されるが、広域渋谷圏でも関連イベントが展開される。

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 表参道エリアで行われるイベント「candle night@OMOTESANDO-Eco Avenue」は19日に開催。今年のテーマは「出会い・キャンドル×LED」で、キャンドルとLEDを使ったインスタレーションを表参道のケヤキ並木で展開するほか、美大生がデザインしたキャンドルやLEDを使ったインスタレーションなども展開する。

 キャンドルナイト@OMOTESANDO実行委員の矢野大輔さんは「昨年12月に8つの大学から参加した美大生で実行委員会を作り、以後ディスカッションを重ねてきた。その中で、それぞれの共通点である『出会い』という言葉を紡ぎだした。キャンドルとLEDという昔ながらの明かりと時代の新光源で新たな表現ができないかという思いを込めた」と話す。

 参加したのは、武蔵野美術大学や多摩美術大学、東京造形大学、女子美術大学、桑沢デザイン研究所、東京デザイン専門学校、芝浦工業大学、東洋美術学校の学生。美大生がデザインしたキャンドルやLEDを使ったインスタレーションを表参道エリアで展開するほか、表参道ヒルズ(神宮前4)内の飲食店4店舗や「京橋千疋屋原宿店」(神宮前1)、「Farmar’s Cafe」(神宮前5)、「Montoak」(神宮前6)などのカフェは、美大生がデザインしたキャンドルをともして営業を行う。

 当日、表参道ヒルズでは館内を減灯(17時~23時)し、長さ250メートルのLEDブライトアップウオールを消灯。メーンエントランスでは、アーティストのミレイヒロキさんが2種類のキャンドルなどを使ったインスタレーションを展開する。そのほか、本館地下2階「キッズの森」ではジェル状のろうを練り合わせキャンドルを作るキッズワークショップなどを展開する。館内の飲食店6店舗は、カメヤマキャンドルとコラボしたキャンドルをともして営業する。

 オルタナサロン(神宮前5)では17日~19日、開催10回目を記念した写真作品展を行う。開催時間は11時~19時(19日のみ22時まで)。同所では19日、照明デザイナーの面出薫さんや京都造形芸術大学の教授でEarth Literacy Program代表の竹村真一さん、グラフィックデザイナー佐藤卓さんが「キャンドルナイトのこれまでとこれから」についての鼎談(ていだん)も予定。18時~18時40分。入場無料。

 矢野さんは「キャンドルのほのかな明かりの気持ちよさ、LEDは明るいだけではないということを体感していただきたい。これをきっかけにご自宅でもキャンドルナイトを楽しんでいただければ」と話す。「当日はここでしか手に入らないデザインのマッチや持ち帰り用のキャンドルを無料で配る」とも。

 広域渋谷圏ではそのほか、「アトリエ・ドゥ・ヴァン」(渋谷2)や「スタジオ・ヨギー渋谷」(道玄坂2)がキャンドルナイトをテーマにしたヨガを特別に開くほか、代官山の「晴れたら空に種まいて」(代官山町)は21日(19時~22時)、大豆ロウソクをともし音響・照明を使わずに生声・生音ライブを行うなど、関連イベントが予定される。

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