原宿にオーダーメードスーツ店「ドットテーラー」-元IT系社長が兄弟で出店

「DOT Tailor」がオープン。写真左がオーダーメードで作った自社のスーツを着た松井陽介さん

「DOT Tailor」がオープン。写真左がオーダーメードで作った自社のスーツを着た松井陽介さん

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 原宿・明治通り沿いの商業施設「b6」(渋谷区神宮前6)2階に3月1日、オーダーメードスーツ専門店「Dot Tailor(ドットテーラー)」(TEL 03-3797-5111)がオープンした。経営はラフズジャパン(台東区)。

 2006年にウェブデザインなどを手がける企業として設立された同社。インターネットのホームページの企画・制作、新人アーティストの発掘などの事業も手がけていたが、2008年5月から「ドットテーラー」事業のみで展開を開始。それまでかかわってきた企業の関係者や、交流会などで知り合った人を中心にスーツのオーダーを受けていた。事業開始当所は自身で採寸することができず、販売代行を行っていたが「お客さまの満足度を上げたい」とオーダースーツ店に師事し、採寸の仕方を学んだという。

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 同社の松井拡運社長は「日本のサラリーマンに、世界一の縫製文化・技術を持つ日本人の職人が手作業をで作ったスーツを着て仕事をしてほしいと思った。オーダースーツは高いと思われている方も多いと思うが、当店ではアパレル業界特有の原価1割をやめることで、比較的低価格で提供することができる」と話す。

 弟の陽介さんと2人で展開する同店。店舗面積は約17坪で、元眼鏡店だった同所に居抜きで出店。壁面や床はそのまま使い、テーブルなどの什器は壁面の色に合わせ黒を中心にそろえた。

 受注までの流れは、来店時に生地や価格などの説明後、ウエストの幅など全部で約70カ所を採寸。その後、使用する生地やボタンなどを選び注文完了。通常1カ月で仕上がるスーツは、同店で最終フィッティングを行う。

 取扱生地はイタリアのブランド「エルメネジルド・ゼニア」「フラテッリ・タリア・ディ・デルフィノ」「ロロ・ピアーナ」、国内ブランド・メーカー、10~20年前などのビンテージ生地など。ほかにも、カフスや万年筆、懐中時計なども扱う。

 価格帯は、国産ビンテージ生地ジャケット=2万5,200円(毎月5着限定、6着目以降3万9,800円)、国産ビンテージ生地スーツ=5万2,500円(毎日1着限定、2着目以降6万9,800)、海外ビンテージ生地スーツ=8万9,800 円~13万9,800、国産ビジネス生地スーツ=6万9,800円、海外ビジネス生地スーツ=9万9,800円~14万9,800円、オーダータキシード=9万9,800円~15万9,800円、キッズオーダー(3~7歳)=6万9,800~9万9,800円。

 オープンから約1カ月がたった。松井社長は「来店されるお客さまは20代後半~30代中盤がメーン。経営者や営業職の方が3割程度ずつで、土地柄クリエーターの方などが2割ほどを占める」とし、「現在、職人の平均年齢は70歳で、職人の数も減り、跡継ぎもいない状態。僕たちが職人に仕事を依頼することで職人の再生にも貢献できれば」と話す。

 営業時間は11時~20時(金曜・土曜は20時30分まで、週末が3連休の場合は日曜も20時30分まで)。

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