恵比寿に土佐料理居酒屋「龍馬魂 恵比寿藩」-カツオのわら焼きメーンに

恵比寿にオープンした「龍馬魂」。写真=外観の様子(店は2階部分)

恵比寿にオープンした「龍馬魂」。写真=外観の様子(店は2階部分)

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 恵比寿西口近くに3月12日、「わら焼き・軍鶏鍋」などの土佐料理を提供する居酒屋「龍馬魂 恵比寿藩」(渋谷区恵比寿西1、TEL 03-3461-1666)がオープンした。運営はダイヤモンドダイニング(港区)のグループ会社で、居抜き物件を活用した飲食店の企画・運営など手掛けるゴールデンマジック(同)。

店内に装飾する坂本龍馬のオブジェ

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 店舗面積は21.83坪、席数はカウンター34席、テーブル2席×1卓。坂本龍馬のゆかりの地である「土佐」の郷土料理をメーンとした同店。店内の壁には、桂浜で太平洋の彼方を望む龍馬のオブジェを2カ所に設置するほか、スタッフは胸に「正直」、背中に「俺は、昨日の俺ならず」という龍馬の名言がプリントされた作務衣を着用するなど、幕末の志士・龍馬の世界に浸れる空間を演出している。

 ダイヤモンドダイニング広報部の亀田泰子さんは「(居抜き物件だった同店の)厨房の造りが『土佐料理』に欠かせないわら焼きができる環境だったため、土佐料理業態を出店した」と話す。

 メーン料理は、「カツオのたたき」を燃焼温度800~900℃に達するわらの炎で炙る「一本釣り鰹の海塩わら焼き」(980円)。わらが燃えるときに発生する煙や香りはカツオの風味を高めることから、土佐を代表する名物料理として有名。カウンター席では、厨房で大きな炎を上げて「わら焼き」をする豪快な調理風景を眺めながら食事が楽しめる。さらに、「近江谷事件」があった1867年11月15日、龍馬が中岡慎太郎とともに食事をするため準備していたと言われる「軍鶏鍋」(2人前1,960円)も同店こだわり料理の一つ。軍鶏は、村越シャモロックパーク直送の「青森シャモロック」を使用する。

 そのほか、刺身などを盛り合わせた土佐の宴席料理「皿鉢料理(さわちりょうり)」(竹=1,800円、松=2,800円)、「四万十川海老の唐揚げ」(630円)、「あおさの海苔の天ぷら」(590円)、古くから地元で食べられてきたクジラ料理「新鮮!ミンク鯨の赤身刺し」(1,200円)、「鯨のレアステーキ」(880円)なども。ドリンクメニューは、「龍馬ハイボール」(599円)をはじめ、「船中八策」(899円)、「四万十川純米吟醸」(699円)など、珍しい土佐の郷土料理や銘酒を多数そろえる。客単価は4,500円。

 「カウンター席が多いので、近隣に勤めるビジネスマンやカップルのご利用に最適」と亀田さん。「スタッフとの距離も近いため、料理のうんちくなどスタッフと来店客とのコミュニケーションが生まれやすい店」とも。

 営業時間は15時~23時30分(金曜・土曜は15時~翌4時30分)。

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