渋谷にギョーザがメーンの居酒屋-元板前のオーナーが独立開業

明治通り沿いにオープンした「立吉 渋谷本店」。写真左がオーナーの跡部美樹雄さん

明治通り沿いにオープンした「立吉 渋谷本店」。写真左がオーナーの跡部美樹雄さん

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 渋谷警察署近くの明治通り沿いに昨年12月6日、ギョーザがメーンの居酒屋「餃子焼き専門店 立吉(たちきち) 渋谷本店」(渋谷区渋谷3、TEL 03-3486-1269)がオープンした。

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 オーナーの跡部美樹雄さんは服部栄養専門学校(千駄ヶ谷5)を卒業後、すし店や割烹料理店で10年ほど板前として過ごした。板前時代から「自分の店を持ちたい」と考えていたが機会がなく、4年ほど前からメニュー開発やマーチャンダイジングソリューションなどを行うコスミックダイニングアンドアソシエイツ(港区)でフードコンサルティング事業や商品開発に従事。昨年10月ごろ、現在の物件が見つかったことから独立を決意した。

 同店は「『餃子の王将』のブームや中華料理店の実績が伸びている事実があった」ことや、「和食の人間が作ったらどうなるのか」と考え、ギョーザをメーンに、「安くてうまい店にしたい」という思いからメニューは低価格に設定した。

 店舗面積は、地下1階・1階を合わせ約13坪。席数は、地下1階=6人用個室1室、1階=15席を用意(夜は立ち飲みスタイル)。ファサードは「並びの店で使っている店がない」ことなどから「イメージカラー」でもある水色を基調に仕上げ、打ちっぱなしの店内壁面は白や黒を基調にしている。店名は、立ち飲みの「立」と縁起が良い「吉」から命名した。

 ランチにはご飯とみそ汁(ともにお代わり自由)が付くランチ限定のギョーザ定食(5個=580円、7個=780円、10個=980円)などを用意。夜は、多い日で「1日800以上出る」という「立吉餃子 焼」、「立吉餃子 水」(以上各5個、500円)のをはじめ、芽キャベツを素揚げし塩ををまぶした「芽キャベツ」(390円)、「肉味噌もやし」(320円)、「浅漬け一本胡瓜」(200円)など、「ギョーザの味を邪魔しないような料理」をそろえる。「ニンニクが入ると何でもおいしくなってしまう」と、あえてギョーザにはニンニクを使っていないという。客単価は、ランチ=780円、夜=1,500円。

 オープンから1カ月。跡部さんは「近隣企業に勤めている30~40代の方が最も多いが、年齢を問わずに多くの方に来店いただく。立ち飲みの時間は男性が多いが、女性のお客さまもいらっしゃる」と話す。

 営業時間は、ランチ=11時30分~16時、夜=17時~24時。

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