iPhoneアプリ「セカイカメラ」とシンクロ-代々木公園で口パクライブ

セカイカメラで再生される音源に合わせて口パクによる「エアライブ」を行う酒井さん

セカイカメラで再生される音源に合わせて口パクによる「エアライブ」を行う酒井さん

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 アバタータレントの酒井りゅうのすけさんが10月11日、iPhoneアプリの一つ「セカイカメラ」を使った路上ライブを代々木公園渋谷門付近で行った。

 セカイカメラは、現実環境にコンピューターを使って情報を付加・提示する「拡張現実」という新しい技術を利用したiPhoneアプリ。iPhoneのカメラで現実の任意の場所をかざすと、ユーザーが付加した「エアタグ」と呼ばれるテキスト、写真などをモニター画面に合成表示するほか、ユーザー自身も自ら情報を投稿することができる。「頓知.(トンチドット)」が開発し、今年9月24日に一般向けに配信をスタートしたばかりだが、公開から4日間で10万件のダウンロードを記録するなど大きな反響を呼んでいる。

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 「エア路上ライブ」と題した同イベントは、酒井さんが事前にレコーディングを済ませた音源を、セカイカメラを使い音声エアタグとしてライブ場所に投稿。当日、現場でiPhoneを使って同タグを表示した「観客」ヘ向けて楽器とマイクを使い口パク、当て振りの「エアライブ」を行うもの。

 当日、代々木公園渋谷門付近で酒井さんは、セカンドライフで出会った友人バンド「柳」から借り受けた楽曲「春翔(はるか)」や新曲「おまとめマンのテーマ」など3曲を「エア」演奏。iPhoneユーザー15人ほどが集まったほか、現場をライブストリーミングした「決断ポトフ」では延べ120人ほどの再生があった。該当ページでは、再生と同時にユーザーから楽器や会場の様子への質問なども書き込まれ、現場の酒井さんがその場で回答する一幕も見られた。

 観客からは「セカイカメラの新しい使い道で、面白い」などの感想があったほか、「このイベントってウェブで見るのが一番面白い?」という意見もあったと言い、酒井さんは「わざわざ会場に来ていただいた方には楽曲提供というかたちでメリットを出していたが、今後もウェブ中継がある場合は、リアルの現場にいかにプレミアム感を出すかが課題」と振り返る。

 「セカイカメラの様な新しいテクノロジーに合わせて、どの様なエンターテインメントのパフォーマンスが発展するのかに興味がある」と酒井さん。「音楽以外のコンテンツなども絡めるかたちでリアルやウェブで自分なりの表現を確立できれば」と意気込む。

 1976年生まれ兵庫県出身の酒井さんは、2007年より3D仮想世界「セカンドライフ」を中心にアバタータレントとして活動を始め、渋谷センター街の「YouTube」スタジオ併設バー「BarTube(バーチューブ)」(今年1月閉店)でのガイドスタッフ、セカンドライフ内のラジオ番組への出演などでも活躍。「アバター」「コミュニケーション」「リアルタイム」をキーワードに、ウェブ上でのリアルタイム同期イベントなどの企画も行う。

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