「ヒューマントラストシネマ文化村通り」閉館-アジア映画中心に14年

2スクリーンでアジア映画を上映してきた「ヒューマントラストシネマ文化村通り」(旧シネ・アミューズ)

2スクリーンでアジア映画を上映してきた「ヒューマントラストシネマ文化村通り」(旧シネ・アミューズ)

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 映画配給・制作などを手掛けるシネカノン(渋谷区松濤1)は10月9日、Bunkamura前のミニシアター「ヒューマントラストシネマ文化村通り」(道玄坂2、TEL 03-3496-2888)を同31日に閉館すると発表した。

 同館は1995年、シネカノンとアミューズ(桜丘町)の共同出資による「アミューズ・シネカノン」運営の映画館「シネ・アミューズ」として開館。Bunkamura向かいの商業ビル4階に入居し、「EAST」「WEST」の2スクリーンを設け、邦画作品をはじめ、アジア映画を中心にした単館系作品を数多く公開してきた。オープニング作品は「幻の光」(是枝裕和監督)と「南京の基督」(トニー・オウ監督)。

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 閉館に伴い、10月17日から営業終了日まで、番組編成担当者がこれまでの上映作品から「記憶に残った」作品を厳選した「特別『さよなら』興行」を行う。再映されるのは、無修正版の初公開が当時大きな話題を呼んだ「サウスパーク」(2000年、トレイ・パーカー監督)や、オダギリジョーさんの初主演作「アカルイミライ」(2002年、黒沢清監督)、「バレット・バレエ」(1999年、塚本晋也監督)など11作。「渋谷エリアの単館系の映画館の一つとして、ファンの皆さまへの感謝の気持ちを込めた」(シネカノン経営企画部の小田さん)。

 昨年11月、アミューズはシネカノンへ映画館運営業務を譲渡。シネカノンは映画館のネーミングライツ(命名権)を総合人材サービスの「ヒューマントラストホールディングス」(千代田区)に売却し、同館は同年12月から1年契約で「ヒューマントラストシネマ文化村通り」と名称変更して営業を続けていた。

 シネカノンは同日、宮下公園向かいの大型商業施設「cocochi」(渋谷1)にある「ヒューマントラストシネマ渋谷」(旧「アミューズCQN」、TEL 03-5468-5551)の命名権契約更新も発表、来年度も同名で営業を行う。「シネカノン有楽町2丁目」(千代田区)の名称を「ヒューマントラストシネマ有楽町」へ変更することも併せて発表した。

 命名権更新について、シネカノンの李鳳宇社長は「映画館命名権の業務提携が2期目に入れたことを大変うれしく思う」とコメントしている。

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