渋谷の映画館に千葉の漁師招き「婚活」イベント-「不灯港」公開で

寂れた港町を舞台に38歳の独身漁師の恋愛をコメディータッチで描く「不灯港」©PFFパートナーズ

寂れた港町を舞台に38歳の独身漁師の恋愛をコメディータッチで描く「不灯港」©PFFパートナーズ

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 渋谷・円山町の複合ミニシアター施設「Q-AXビル」(渋谷区円山町)で7月25日・26日、千葉で漁師を営む独身男性を招いた「婚活」イベントが行われる。

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 イベントは、同館「ユーロスペース」(TEL 03-3461-0211)で7月18日から公開が始まる映画「不灯港(ふとうこう)」のプロモーション企画。寂れた港町に住む38歳漁師の独身男性を主人公に、無骨で野暮な男の恋の経緯をコメディータッチで描く同作品。作中、「嫁さんが欲しくて欲しくて、居ても立ってもたってもいられん」主人公が役場主催のお見合いパーティーへ出かける一幕も。

 メガホンを取ったのは、同作が劇場デビューとなる28歳の気鋭監督・内藤隆嗣さん。もともと「お笑い志望」だった内藤さんは、古書店で偶然見つけた「一人でもできる映画の撮り方」を参考に映画制作を始め、2006年にぴあフィルムフェスティバル(PFF)で入賞。PFFスカラシップ作品となる同作は、寂れた漁村にロマンチストの漁師を組み合わせた巧みな発想や「クサい」せりふ、独特な「間」を持たせた演出が特徴。

 イベント開催に先立ち、当日参加できる独身女性4人(各日2人)を募集する。申し込みは2人1組で受け付け、参加費は2人で3,400円(食事代込み)。当日は、同劇場の「婚活シート」で本編観賞後、同ビル1階のカフェレストラン「プロローグ」に移動。「結婚を本気で考える」独身漁師とともにイタリアンのコースで成る「食事会」に臨む。受け付け期間は今月16日11時~20日11時で、応募者多数の場合は抽選となる。

 配給のクロックワークス宣伝担当者は「婚活中の女性でも、初対面の人を話すのは苦手な方も多いはず。映画鑑賞を『共通の話題』として会話の糸口にしてほしい」と期待を寄せる。

 同作品はユーロスペースのほか、全国で順次公開予定。

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