表参道ヒルズ(渋谷区神宮前4)本館地下3階「スペース オー」で6月24日、人気ドール「Blythe(ブライス)」の大規模チャリティー企画展「Blythe Fashion Obsession(ブライス ファッション オブセッション)」が始まった。
ブライスは、1972年に米国で発表されたファッションドール。大きな瞳ときゃしゃなボディーが特徴で、日本ではクリエーティブエージェント「クロスワールドコネクションズ(CWC)」(猿楽町)が版権管理を手掛ける。
多テイストの服を着こなす「モデル」としても知られ、プラダやグッチなどの海外高級ブランドや著名デザイナーらが衣装を手掛ける際は、ヘアスタイルや瞳のカラーなども変え表情を変えるこだわりも。国内外のブランド、クリエーターらが参加し展示・オークションを行うチャリティー企画は、例年話題を集めている。
「Fashion Obsession(ファッションに夢中)」と題した今年は、ファッションも世界観も異なる約100対のブライスを、テーマのシーズンごとに春・夏・秋・冬の4カテゴリーで展示。女優・萬田久子さんやタレント千秋さん、歌手・俳優のピーターさんら著名人もデザインに参加した。
参加ブランド・クリエーターは、人気ロリータ系ブランド「BABY, THE STARS SHINE BRIGHT」、着物店「豆千代モダン」、カジュアルブランド「レッセパッセ」、「ハローキティ」デザイナーの山口裕子さん、ロサンゼルス発人気ブランド「Charlotte Ronson」など。ゴスや着物風、60年代レトロ、チロリアンなど多彩なファッションに身を包んだブライスが一堂にそろう。
会場では、スタイリングを競う「ブライスビューティーコンテスト」も同時開催。アニバーサリードールは、ファッション雑誌のエディターやファッションデザイナーを目指す女の子をイメージしたドールを限定販売する。
発表されたブライスドールは約1年にわたり各地を巡回後オークションに出品され、収益金を全額寄付に充てる。萬田久子さんら著名人がデザインしたブライスは、表参道ヒルズでの展示期間中にブラインドオークションを開催する。
開催時間は11時~21時(6月28日は20時まで、最終日は17時まで)。入場無料。7月1日まで。