「アースデイ東京2009」動員数が過去最大に-2日間で14万人

飲食ブース「アースデイキッチン」周辺は例年通り多くの来場者でにぎわった。食器類の「リユース」も徹底

飲食ブース「アースデイキッチン」周辺は例年通り多くの来場者でにぎわった。食器類の「リユース」も徹底

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 アースデイ東京実行委員会は、代々木公園一帯で4月18日から2日間にかけて行われた「アースデイ東京2009」の動員数が過去最高となる約14万人に達したと発表した。

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 一時曇り空に見舞われながらも2日間にわたり好天に恵まれた代々木公園には、環境への関心を呼び掛ける物販ブースや飲食店など370団体以上が出展。春らしい陽気の中、ブースや音楽イベントなど「気軽」にエコを体験できる取り組みを楽しもうと、多くの人が詰めかけた。

 動員数は、初日の18日が約6万5千人、19日が7万5千人と晴れ間が続いた2日目に客足を伸ばしたかたちに。当初の目標人数13万人を大きく上回る結果について、実行委員会担当者は「好天に加え、今年はメディアでの事前告知も多く、来場につながったのでは」と話している。

 「エネルギー」「食」「農」にスポットを当て、英語で倫理的、道徳的などを意味する「Ethical(エシカル)」を軸に据えた「Go!エシカル」をメーンテーマに掲げた今年は、例年人気の飲食ブースや野菜市場などに加え、「自給力アップ」を訴えた取り組みに注目が集まった。

 千葉県・鴨川自然王国の棚田で、公募で募った若者らが昨年1年かけて収穫した米を使い販売した「地球力100%おむすび弁当」(500円)は、いずれも用意した限定数が発売直後に完売する人気ぶりとなったほか、後継者不足などで放置された小田原周辺農園の再生活動で採れた夏みかんをジュースにした「放置農園応援!夏みかんジュース」(300円)も好調な売れ行きを見せた。

 メーンステージで行われた「アースデイコンサート」には、「フライングキッズ」浜崎貴司さん、「曽我部恵一BAND」(同18日)、人気デュオ「オレンジペコー」、いとうせいこうさん(19日)らが登場し、イベントを盛り上げた。ステージでの電力は、使用済み天ぷら油をリサイクルしたバイオディーゼル燃料を使用。このほか、トークステージなど計3つのステージで使う電力をすべてグリーンエネルギーでまかなった。

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