渋谷の名画座で「紀伊國屋書店レーベル」特集-仏・巨匠名作など

映画「不貞の女」(1969年、クロード・シャブロル監督)より ©BRINTER

映画「不貞の女」(1969年、クロード・シャブロル監督)より ©BRINTER

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 日本未公開作品などを相次いで発表してきた「紀伊國屋書店」のDVDシリーズの中から、16作品を一挙公開する特集上映「紀伊國屋書店レーベルを讃える」が2月28日、「シネマヴェーラ渋谷」(TEL 03-3461-7703)で始まる。

 紀伊國屋書店は2001年より、洋画・邦画の名作や巨匠作品などを売り出すDVD事業に着手。主な作品は、ジャン=リュック・ゴダール監督の「映画史」シリーズや「戦艦ポチョムキン」(1925年、セルゲイ・エイゼンシュテイン監督)などのクラシック映画、新東宝系の作品を集めたシリーズなどで、8年間で発表してきた作品は500タイトル以上に上る。

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 特集上映では、昨年から今年にかけて3タイトルを同時発売した仏クロード・シャブロル監督の3部作をはじめ、ギリシャ出身テオ・アンゲロプロス監督やサイレント映画で活躍したF.W.ムルナウ監督、「人のセックスを笑うな」(2007年)の井口奈己監督ら国内外気鋭監督の作品を集めた。

 シャブロル監督の3部作は、ブルジョア一家の偽善と不信を描く「不貞の女」(1969年)、異なる生い立ちを背負った男女がサン・トロペの別荘で繰り広げるミステリー「女鹿」(1968年)、のどかな田舎まちを舞台に猟奇的な殺人が繰り返されるサスペンス「肉屋」(1970年)の3作品。

 サイレント末期に頭角を現し、ハリウッドでも活躍したオーストリア出身フリッツ・ラング監督の作品では、いずれも初期の作品で、SFの古典的名作「メトロポリス」(1927年)と翌年公開の「スピオーネ」(1928年)の2作を上映。テオ・アンゲロプロス監督の作品も、旅芸人一座の物語を通じ第2次大戦前夜から13年間のギリシャの変遷を追う代表作「旅芸人の記録」(1974年)ほか2作品を上映する。

 このほか邦画からは、怪談映画の名手として知られる中川信夫監督が明治時代伝説の毒婦の物語を戦後初めて映画化した「毒婦高橋お伝」(1958年)、井口奈己監督のデビュー作「犬猫」(2000年)をラインアップ。

 上映は1回につき2本立て(入れ替え無し)で、料金は一般=1,400円、会員・シニア=1,000円ほか。3月20日まで。

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