写美で企画展「映像をめぐる冒険」-幻灯機から最新映像作品上映まで

宇川直宏さんの作品「Fresh Fruits, Vegetables & ANIMA MxKxM」(2003年、東京都写真美術館蔵) ©Disney

宇川直宏さんの作品「Fresh Fruits, Vegetables & ANIMA MxKxM」(2003年、東京都写真美術館蔵) ©Disney

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 幻灯機など古典的な映像装置から、最新の技術を生かした現代アーティストの映像作品まで、さまざまな映像に関する展示物を紹介する企画展「イマジネーション 視覚と知覚を超える旅」が12月20日より、東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス内、TEL 03-3280-0099)地下1階展示室で開催されている。

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 同展は、今回から新たにスタートしたシリーズ企画「映像をめぐる冒険」の第1回。「アニメーション」(2009年)や「立体視」(2010年)などをテーマに、2012年まで計5回の開催を予定する。展示物は、同館が収蔵する映像装置や映像作品、古書などのコレクション約3,000点の中からセレクトしたものや映像作家の作品など。

 同展では、17世紀にイエズス会の僧侶が考案したというヨーロッパの幻灯機や、ピンホールカメラの原理に似た「カメラ・オブスクラ」と呼ばれる映像装置などを展示する。展示物のひとつ「円筒アナモルフォーズ」は、ゆがめて描かれた絵の上に円筒鏡を置き、そこに絵を映し出すことで正しい絵が確認できる18世紀の「だまし絵」の一種。そのほか、国際的に活躍する気鋭映像作家の新作や近作のインスタレーションなどを含め約90点を紹介する。

 映像作品は、美術家で映像作家でもある宇川直宏さんやアートユニット「近森基++久納鏡子」(ちかもり もとし ぷらぷら くのう きょうこ)など、現代作家のコレクションが並ぶ。宇川さんの作品「Fresh Fruits, Vegetables & ANIMA MxKxM」はミッキーマウスをテーマにした映像作品で、野菜や果物の種などを使い制作したオブジェに、ある角度から照明を当てるとミッキーの姿が影として現れるもの。

 このほか、ビデオアーティストの狩野志歩さんや映像作家の牧野貴さん、東京芸術大学映像学科大学院を卒業したばかりの映像作家・渡辺水季さんらの作品も。中でも渡辺さんの作品「In-between Gaze」は、ぼけた映像に虫眼鏡でピントを合わせて鑑賞するユニークなインスタレーション。

 会期中、同展に出品する映像作家4人のトークイベントも行う。牧野さん(今月26日)、狩野さん(来年1月9日)、宇川さん(同16日)、渡辺さん(同30日)がゲストに登場。スリットから反対側の盤に描かれた絵をのぞき、盤を回転させることで絵が動いて見える装置「ヘリオシネグラフ(驚き盤)」を作るワークショップも来年1月12日、18日に開催する。

 開館時間は10時~18時(木曜・金曜は20時まで)。月曜休館(12月29日~来年1月1日は休館)。入場料は、一般=500円、学生=400円ほか。来年2月15日まで。

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