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「アースデイ東京2008」来場者が12万人超え-広がる「環境」意識

「アースデイ東京2008」が行われた2日間、代々木公園周辺は多くの来場者でにぎわった

「アースデイ東京2008」が行われた2日間、代々木公園周辺は多くの来場者でにぎわった

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 代々木公園一帯で4月19日から20日にかけて環境イベント「アースデイ東京2008」が開かれ、途中悪天候に見舞われながらも、過去最高の約12万5,000人を動員した。

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 来場者の内訳は、1日目(19日)=5万人、2日目(20日)=7万5,000人と、日曜午後に天候が回復したこともあり、後半追い上げるかたちに。今年は渋谷公園通りからの入り口部分となるケヤキ並木に、メーンテーマの1つでもある「農」にスポットを当てた各ブースが登場。毎年恒例となった屋外ステージライブやフードエリア「アースデイキッチン」など、来場者は思い思いの方法でイベントを楽しんだ。

 「シフト・グリーン」をテーマに各参加者が環境に対する関心を呼びかけた今年は、飲食店メニューに使われる食材の「フードマイル」(食料輸送距離)を算出する試みや、野菜の苗の販売で「農」が体験できるコーナーなど、ライフスタイルを「食」から改善していこうとする出店者側のメッセージも多く見受けられた。

 小田急電鉄が成城で取り組むレンタル菜園「アグリス成城」のブースでは、キュウリやナスなどの夏野菜や比較的簡単に育てられるというレタスなどの苗を200円~300円ほどの価格で販売。都心でもベランダなどで手軽に体験できる「プチ」自給自足生活の魅力をアピールしていた。

 当日は昨年に引き続き、ステージなど会場内で使うすべてのエネルギーを、天ぷら油のリサイクル・バイオディーゼルや水素燃料電池などでまかなう自然エネルギーの導入を推進。例年参加しているタワーレコードやユナイテッドアローズなどの企業をはじめとした有名企業の出展も目立った。

 アースデイは、1970年米ウィスコンシン州で提唱された「地球の日」(4月22日)を発祥とする環境活動。1990年初頭、市民団体によって日本に上陸したが、2001年からはC.W.ニコルさんらが「アースデイ東京」を組織し、代々木公園を中心に活動を広げてきた。

「アースデイ東京2008」開催迫る-C.W.ニコルさん、来場呼びかけ(シブヤ経済新聞)「アースデイ東京2008」概要発表-テーマは「シフト・グリーン」(シブヤ経済新聞)「アースデイ東京」の来場者数が過去最大に-12万人動員(シブヤ経済新聞)アースデイ東京2008

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