青山「ディーゼル」で新鋭建築家2人の作品展-デニム空間とコラボ

工事用ケーブルとランプシェードで制作した丸田絢子さんの作品「Suspended Figure」

工事用ケーブルとランプシェードで制作した丸田絢子さんの作品「Suspended Figure」

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 伊デニムブランド・ディーゼルの直営店「DIESEL DENIMM GALLERY AOYAMA(ディーゼルデニムギャラリー青山)」(港区南青山6、TEL 03-6418-5323)では、共に建築業界の一線で活躍する若手建築家2人の個展を、店内2フロアで同時開催している。

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 キュレーションは、建築、デザイン関連などでオランダのインテリア誌をはじめ海外の雑誌にも寄稿する編集者、高橋正明さんが担当。ファッションアイテムと並び国内外のアーティストを取り上げてきた同店の空間を新たに演出するアーティストとして、丸田絢子さんと岡田公彦さんの2人をフィーチャーした。

 1月30日から展示を始めた丸田さんは、1978年新潟生まれ。大学院卒業後、著名建築家・青木淳さんに師事し、2006年に自身の事務所を立ち上げた新鋭。会場では、元来作業着として誕生したデニムから「喚起された」という工事用ケーブルとランプシェードを用いた空間を作り上げた。タイトルは「Suspended Figure」。地面から積み重ねた通常のアーチのイメージと重ねると、浮き上がった柱にも「不自然さ」を覚えるユニークな作品。

 丸田さんに続き作品を披露した岡田さんは、1971年横浜市生まれ、西沢立衛建築設計事務所を経て2005年に独立した。東京電機大学(情報環境学科)では非常勤講師も務める。皮膚のように薄い金属素材を使った、近未来や宇宙を思わせる作品「Another Geography」は、ディーゼルの持つ「多面的」なイメージに着想を得たものだという。

 開催期間は、丸田さん=8月17日まで、岡田さん=5月11日まで。両展示ともに入場無料。

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