渋谷で台湾の巨匠、ホウ・シャオシエン監督作品を特集

渋谷で台湾の巨匠、ホウ・シャオシエン監督の特集上映(写真=代表作「悲情城市」)

渋谷で台湾の巨匠、ホウ・シャオシエン監督の特集上映(写真=代表作「悲情城市」)

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 渋谷区円山町の名画座「シネマヴェーラ渋谷」(TEL 03-3461-7703)では9月30日より、台湾の巨匠として知られる侯孝賢(ホウ・シャオシエン)監督の特集上映を行う。

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 1947年、中国・広東省出身の同監督は、台湾の専門学校を卒業後、80年に「ステキな彼女」で監督デビュー。その後も意欲的に作品を発表し続け、83年には後に「台湾ニューウエーブ」と称されるきっかけとなった3人の監督によるオムニバス「坊やの人形」の一作品を手掛け脚光を浴びる。代表作は、89年に公開されヴェネチア映画祭で金獅子賞を受賞した「悲情城市」。監督作品の多くは、ホウ監督自らが脚本を手掛けている。

 特集上映は、10月21日に封切りされる最新作「百年恋歌」の公開記念企画。映画にちなみ、特集タイトルも「百年の恋歌・侯孝賢特集」と名付けた。特集では、デビュー作などの初期作品に加え、90年代に発表した4作品、一青窈さん、浅野忠信さんの主演で知られる「珈琲時光」(2003年)など計15作品を取り上げ、ホウ監督を追ったドキュメンタリー作品2本も併せて上映する。

 会期中の各土曜日には、映画評論家の蓮實重彦さん(9月30日)、「フラワーズ・オブ・シャンハイ」(1998年)に出演した女優の羽田美智子さん(10月14日)などが出演しトークショーを行う。上映は日替わり1本立て(入れ替え制)で、入場は整理番号順。料金は一般=1,400円、シニア・会員=1,000円ほか。10月20日まで。(写真=「悲情城市」より)

シネマヴェーラ渋谷

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