VR(仮想現実)体験イベント「サムライの見た夢~幻の豊臣大阪城~」が現在、渋谷センター街の商業施設「渋谷BEAM」(渋谷区宇田川町)4階のイベントスペース「BEAMギャラリー」で開催されている。主催はNHKとNHKプロモーション。
NHKが過去の大河ドラマや歴史番組の際に制作したCGを活用する取り組みの一環。昨年は、東京国立博物館で開催された「蔦屋重三郎展」で吉原の内部などのVRコンテンツを展開していた。昨年5月に始動した今回のプロジェクトは、現在放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」に合わせ、豊臣秀吉が築城した大阪城に焦点を当てる。
来場客はVRゴーグルを着用し、案内に従い会場内を移動しながら体験するロケーションベースのVRコンテンツ。キーワードは「夢」と「幻」。「霧と落ち 霧と消えにし 我が身かな 浪速のことも 夢のまた夢」という豊臣の辞世の句や、VRを体験することを、城などの実物を見に行くことと、大河ドラマなど作りものを見ることの間=夢や幻のような体験に位置する体験と捉え考案。「大阪城がしゃべれたら何を伝えたいか」をストーリー化した。
映像の9割以上は、過去に製作したCGセットを活用。大阪城の基本情報をはじめ、「極楽橋」、虎などが描かれた障壁画、天守からの景色、大坂冬の陣の砲撃戦「備前島の砲撃」の徳川家康側からの視点などを盛り込んでいる。豊臣の人柄、豊臣の「一の谷馬藺(ばりん)の兜(かぶと)」をはじめとする戦国時代の武将の甲冑(かっちゅう)やかぶとなども紹介する。「大阪城の化身」の声は、アニメ「SPY×FAMILY」ヨル・フォージャー役や「鬼滅の刃」胡蝶しのぶ役などを担当する声優の早見沙織さんが演じる。体験時間は約40分(VR体験は約25分)。
撮影で使われた甲冑や、「黄金の茶室」を展示するほか、過去の大河ドラマや歴史番組の映像を編集した動画も上映している。
営業時間は11時~21時。入場料は、一般平日=2,500円、一般土曜・日曜・祝日=3,000円、中学・高校生全日=1,000円、小学生全日=500円。対象年齢は7歳以上。予約優先。5月31日まで。