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「西武渋谷店」今年9月に閉店へ 58年の歴史に幕、地権者と協議折り合わず

「西武渋谷店」外観

「西武渋谷店」外観

 「西武渋谷店」(渋谷区宇田川町)が9月末で閉店する。そごう・西武(豊島区)が3月25日に発表した。

井の頭通りを挟んで立つA館とB館

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 西武渋谷店は、旧セゾングループの旗艦店として1968(昭和43)年4月19日に開業。渋谷駅前(スクランブル)交差点からすぐの立地で、A館(地下2階~8階)とB館(地下1階~8階・屋上)を運営。営業面積 は3万1888 平方メートルに上る。当時あったパリ駐在事務所を起点に「エルメス」などの海外ブランドを導入。日本人デザイナーの発信にも力を入れ、「DCブランド」ブームの先駆けとなるなど、渋谷の若者文化をけん引した。

 西武が出店する前の土地には、A館とパーキング館が立つ場所に旧「渋谷松竹映画劇場」、B館が立つ場所に旧「渋谷国際」が立っていた。西武が入居する建物と土地は現在も、かつての地権者が持つとみられる。

 そごう・西武は20年近くにわたり地権者との間で再開発について協議を続けてきたが、折り合わないまま2024年に地権者側から再開発着手決定の通知を受領。賃貸借契約終了と明け渡しの要求後も交渉を続けたものの、要望かなわず撤退を決めた。

 現在、同店周辺でロフト館とモヴィーダ館も運営するが、今回閉店の対象となるのはA館・B館とパーキング館。閉店は9月30日を予定。

 渋谷駅周辺では、再開発に伴い、2020年3月に東急百貨店東横店が、2023年1月に東急百貨店本店が、それぞれ営業を終了している。

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