原宿・明治通り沿いにあるアスレチックブランド「ニューバランス」のグローバルフラッグシップストア「ニューバランス原宿」(渋谷区神宮前4、TEL 03-3402-1906)が12月5日、リニューアルオープンする。経営はニューバランス ジャパン(千代田区)。
大谷翔平選手のシグネチャーコレクション「The Ohtani Signature Collection」エリア
偏平足などを治す矯正靴メーカーとして1906年にアメリカで誕生した同ブランド。原宿店は、2016(平成28)年に日本初の旗艦店としてオープン。グローバルフラッグシップショップは、原宿と米ボストン、英ロンドンの3店舗のみだという。
オープン10年に合わせ、今年5月に一時閉店し進めていた今回の大規模改装は、ブランドが「大事にしている」クラフトマンシップにちなみ、「Future Craftsmanship Store」をコンセプトに掲げた。商品をはじめ、サービス含めた体験もクラフトマンシップと捉え、新たな役割のスタッフ「フラッグシップコミュニケーター」を1階と4階に配置する。イギリスの工場の職人から着想を得た革のエプロンを着けた装いで、質問や悩みへの対応、会員情報に基づいた案内など「より深いコミュニケーション」を図るという。
売り場面積は、1階~4階の4フロア計975.68平方メートル。取扱カテゴリーは、ランニング、契約アスリートである野球の大谷翔平選手のシグネチャーコレクション「The Ohtani Signature Collection」、フットボール、パフォーマンストレーニング、ライフスタイルなど。商品数は、シューズ=約250SKU、アパレル=約357SKU、アクセサリ-=約149SKU。
1階のエントランス正面は、ブランドがその時々に最も注力しているアイテムやコレクションを展開する「Stage」エリア。年に6回程度入れ替える予定で、オープン時はライフスタイルカテゴリーのアパレルコレクション「NB GREY」をラインアップ。同フロアには、「The Ohtani Signature Collection」エリアも展開。天井には、異なる向きでバット17本(メジャー)、16本(日本代表)、39本(リトルリーグ)と、大谷選手の背番号にちなんだ本数を装飾。大谷選手の直筆サイン入りTシャツ、シューズなども展示し、選手のストーリーなども感じられるようにした。
2階はパフォーマンスカテゴリーのフロア。ブランドが最も注力するランニングカテゴリーなどを扱う。初心者をはじめアスリートにも対応する商品を展開するシューズは、壁一面に展開。1978年にブランドが初めて女性向けにデザインした「W320」を展示し、ブランドが協賛するマラソン大会のコースマップを装飾するなど、「モチベーションを刺激する」ような紹介も。フットボールエリアには、契約選手のサッカー、ブカヨ・サカ選手が実際に着用したスパイクを展示する。
木を使った什器など和を意識した内装の3階では、ライフスタイルカテゴリーのシューズとアパレルを展開。アパレルを中心にトルソーを複数置いてスタイリングを提案するなど「日常に取り入れるイメージ」が湧きやすいように意識した。同フロアでは、NB GREYやキッズ、スケートボードのライン「NB Numeric」も扱う。4階「MADE」フロアは、アメリカ製のシューズとアパレル、イギリス製のシューズを、小物を交えながら紹介。ブランドの物作りや歴史に関する展示として、ショーケースでは1982年に発売した「990」、1985年発売の「1300」、1988年から展開する「576」の実物シューズとパーツを展示している。
営業時間は11時~19時。