アートギャラリー「ア・ライトハウス・カナタ 表参道」（渋谷区神宮前3、TEL 03-5411-2900）が10月16日、表参道エリアに移転した。経営はイースト・ミート・ウエスト（港区）。

　2007（平成19）年に西麻布で誕生した同ギャラリーは、21世紀における現代日本美術の再評価に取り組み、多様な視点から現代美術の境界を拡張することを目指し活動。

　自社ビルに移転した新ギャラリーは、地上3階と屋上フロアで延べ床面積は約720平方メートル。1階がメインギャラリーで、2階に通常は一般公開しないセカンドギャラリーを設けるほかVIP向けの応接室などを併設。3階にはオフィスを構える。建築設計は、建築設計事務所バケラッタ主宰の森山善之さん、インテリアデザインはデザインチームI INが、それぞれ担当。壁面にイタリア産のトラバーチン（石灰岩）を採用した空間に仕上げた。

　移転記念展として現在、「OPENING CEREMONY」を開催。同ギャラリーの所属アーティスト20人以上の作品を集積するグループ展。出展作家は、彫刻家の安田侃さん、日本画家の三鑰彩音さん、造形作家の加藤貢介さん、同ギャラリー初の個展を11月に予定する陶芸家の三原研さんなど。会期中は、セカンドギャラリーも開放する。

　「OPENING CEREMONY」の開催時間は11時～18時（最終日は16時まで）。11月8日まで。