
フレンチやイタリアンなど「俺の」ブランドのステーキ店「俺の炭火焼きステーキ 渋谷」(渋谷区宇田川町)が10月17日、渋谷・井の頭通り沿いにオープンする。経営は俺の(中央区)。
現在11業態を展開する「俺の」を冠したブランドは、素材や産地、技法に注力した料理を「高いコストパフォーマンス」で提供している。同社の65店舗のうち、俺のブランドは43店舗展開している。ステーキ業態は、創業期から展開する焼き肉業態「俺の焼肉」が、今年新たに3店舗出店するなど「好調」なことから、肉料理業態の拡充として企画。同時に他社が持っていた「俺のステーキ」の商標が取れたこともあり、展開を始めた。ステーキ業態は、9月に出店した「俺のステーキ 新宿」に次ぐ2店舗目。新宿はガス火だが、渋谷は設備が備わっていることから炭火で焼く。
繁華街であることや情報発信力から渋谷に出店。3~4割程度を見込むインバウンド客やビジネスマンをターゲットに据える。「俺のやきとり」を業態店転換する同店は、ビル3階に位置。階下の2階にはイタリアン業態「俺のイタリアン」も出店している。店舗面積は38.8坪。席数はテーブルを中心に58席を用意する。
ステーキの肉は、「俺の焼肉」と同じ調達ルートで一頭買いするA5ランク黒毛和牛を使う。肉の選別をはじめサイドメニュー、フレンチの技術を取り入れたソースなどメニューは、フレンチ「シェ松尾・青山サロン」料理長を務めた経験などを持つ、同社の統括料理長である布川鉄英さんが監修する。
ランチには、松阪牛入りビーフ100%のハンバーグステーキ(180グラム1,870円~)やA5黒毛和牛のステーキ(100グラム2,750円~)、ハンバーグとステーキのコンボ(ハンバーグ180グラムとUS産アンガス牛ハラミステーキ100グラム3,080円ほか)、牛すじステーキ(1,760円)などを用意。ハンバーグとステーキはご飯(お代わり無料)とみそ汁が付く(ご飯・みそ汁抜きは100円引き)。
ディナーは、サラダ・オニオングラタンスープ・フライドポテト・松阪牛入りビーフ100%のハンバーグステーキ(180グラム)・デザートのコース(4,000円)、前菜3種盛り合わせ・サラダ・オニオングラタンスープ・牛すじ塩煮込み・黒毛和牛ステーキ(150グラム)・デザートのコース(9,000円)などのコースを中心に提案。ハンバーグやステーキの単品、バーニャカウダ(748円)などのサラダ、A5黒毛和牛の肉すし(2貫1,848円)などの前菜、ズワイガニのクリームコロッケ(638円)などの温菜、アイス(275円~)などのデザートもラインアップする。テーブルチャージは1人550円。客単価は、ランチ=3,000円、ディナー=6,000円を見込む。
ソースは、ハンバーグはオニオン・デミグラス・おろしポン酢から選択、ステーキはオニオンソースを「おすすめ」。デミグラス&チーズ、ペリグー、わさびバルサミコ含めた6種類を用意し、変更・追加(110円~)できる。コースやディナーのハンバーグ・ステーキは、恵比寿に店舗を構える「俺のBakery」のフォカッチャとリュスティックを食べ放題で提供。「俺のフレンチ」で提供しているロッシーニをハンバーグステーキにアレンジした「俺のハンバーグステーキロッシーニ」(3,520円)も扱うなど、グループのメニューなども取り入れる。
営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=17時~23時(日曜・祝日は22時まで)。半年以内に「俺のフレンチ・イタリアン 恵比寿」(恵比寿西1)、「俺のやきとり割烹(かっぽう) 吉祥寺」をステーキ業態に変更する。