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上原に食堂「山とフニクラ」 蜂蜜専門店とイタリアンがコラボ、発酵食発信

蜂蜜と発酵調味料を使った自然栽培黒米のデリプレート

蜂蜜と発酵調味料を使った自然栽培黒米のデリプレート

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 食堂「山とフニクラ」(渋谷区上原1、TEL 03-6407-9048)が6月2日、代々木上原駅東口にオープンした。

店舗外観

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 2012(平成24)年にオープンしたイタリアン「funicula(フニクラ)」(西原3)と2021年に世田谷にオープンした蜂蜜専門店「山とハチミツ」がコラボレーション。今回、フニクラの系列店舗「funico+MISOYA.」を業態転換した。

 出店は、フニクラのオーナーが山とハチミツのイベントに参加したことがきっかけに実現。「心と体に優しい食」をコンセプトに、蜂蜜と発酵食材をかけ合わせたオリジナルメニューを提供する「蜂蜜発酵食堂」と銘打つ。

 席数は、カウンター5席、2人がけテーブル5卓、テラス2席。外観は、白を基調に木製の扉を設ける。店頭のガラス面には、イラストレーター落合恵さんが店の世界観を表現し、山々の絵を描き下ろした。

 ランチ(14時まで)は、「蜂蜜と発酵調味料を使った自然栽培黒米のデリプレート」や「蜂蜜フォカッチャサラダプレート」(以上1,650円)、「3種の蜂蜜食べ比べ 蜂蜜フォカッチャ・サラダ付き」(1,430円)などを提供。カフェ(14時~18時)は、蜂蜜の香りを生かしたというドリンクやスイーツ(550円~)、ハニーレモネード(880円)などをそろえる。
 バー(18時~)は、蜂蜜を発酵させて造る酒「ミード」(1,100円)、蜂蜜入りのクラフトビール「ハニービア」(1,320円)、グラスワイン(880円~)をはじめ、発酵フードや小皿料理(550円)などをラインアップする。想定客単価は、ランチ=2,000円程度、カフェ=1,500円程度、バー=4,000円程度。

 店長は「山とハチミツ」の店主で、日本ミツバチの養蜂家、「蜂蜜料理研究家」の肩書きも持つ田中央枝(たかえ)さんが務める。5月16日からのプレーオープンも振り返り、「地元の方々に、散歩の途中や買い物帰りに気軽に立ち寄っていただき、蜂蜜フォカッチャサンドとミードを飲んで行かれる姿が印象的だった」と言い、「季節と寄り添い心地よく暮らす、街になじむようなお店になれれば」と意欲を見せる。

 店では蜂蜜や薬草茶も展示販売。蜂蜜発酵調味料作りの体験や、「発酵食のある暮らし」を紹介するイベントなども通じて、酵食文化や蜂蜜に触れる機会も提供していく予定。

 営業時間は11時~22時。水曜定休。

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