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原宿のカフェ「ネスカフェ」リニューアル 若年層ターゲットに

コーヒー農園をイメージした店内

コーヒー農園をイメージした店内

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 原宿駅近くのカフェ「ネスカフェ 原宿」(渋谷区神宮前1)が4月5日、リニューアルオープンする。経営はネスレ日本(兵庫県)。

コーヒーとのペアリングを提案するスイーツのセット

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 2010(平成22)年に、主力コーヒーブランド「ネスカフェ」の認知拡大や「コーヒー」を中心とした文化発信などを目的にオープンした同店。昨秋同ブランドのコンセプトを刷新したことから、新コンセプトを体現する店舗として2015(平成27)年以来の全面リニューアルとなる。

 新コンセプトは、消費者がコーヒーを選ぶ際に、「生産者や環境に配慮して作られたコーヒー豆」を使ったコーヒーを選ぶことで、「『自分やその周りの世界を変える』きっかけになる」という思いを込めた「Make your world」。

 ネスカフェは、コーヒー豆の大豊作と価格の暴落に悩まされていたブラジル政府からの要請を受け1938年に誕生。現在は、豆の生産者の支援や製品パッケージの紙化などさまざまな場面でサステナビリティーを追求していることもあり、「サステナブルな活動」を体験できるカフェを目指す。

 ブランドコンセプトや店舗は、同ブランドのコーヒーの飲用経験がない・少ないという20~30代(若年層・未来の世代)をコアターゲットに、共感されること、新規ファンを獲得することを目的にする。リニューアルプロジェクトも、同社の未来を担う「若手の力が必要」なことや「チャレンジする機会にしたい」という考えから、20~30代を中心とした若手マーケティングメンバーが手がけた。

 店舗面積は747.82平方メートル。席数は約120席。コーヒー農園のような「解放感と温かみ」のある空間を目指した店内中央には、リサイクルできる段ボールで作ったシンボルツリーを設置。壁一面には「Farm to cup(農園からカップまで)」の物語を描いたアートを配置する。カウンター席にはマグカップをかたどったペンダントライトを装飾するほか、テーブルの天面やスタッフのユニホームは同社商品の紙パッケージを使ってアップサイクルした。

 メニューは、コーヒーとのペアリングを提案するセットとして、オレンジのコンフィーとカスタード風味のアイスをサンドする「チョコレートムースのミルフィーユ」(「ネスカフェ ゴールドブレンド」1杯付き)、ホイップクリームでデコレーションする「ホワイトチョコとレモンタルト」(「ネスカフェ エクセラ」1杯付き、各1,500円)などを用意。そのほか、店舗のバリスタがラテアートを施す「ネスカフェ エクセラ」のカフェラテ(550円)、可溶性コーヒーを使った季節限定のアレンジドリンクとなる「ストロベリーショコラ」(680円)、オープンサンドなどの軽食、ケーキなどもラインアップする。

 店舗では、オリジナルのコーヒーボトルをカスタマイズできる体験型コンテンツやアップサイクルのワークショップなども展開していく予定。

 営業時間は11時~20時。

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