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渋谷パルコで「初音ミク」テーマの現代アート展 16組参加

スクリーンプリントや版画技法を使った河村康輔さんの作品© CFM

スクリーンプリントや版画技法を使った河村康輔さんの作品© CFM

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 初音ミクをテーマにした現代アート展「ART OF MIKU」が2月17日から、渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)4階のミュージアム「PARCO MUSEUM TOKYO」で開催される。

寺田克也さんが描いた全長180センチの作品

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 初音ミクは、2007(平成19)年にクリプトン・フューチャー・メディア(北海道)が開発したソフトウエアで、菓子とメロディーを入力して歌わせることができる。クリエーターらが初音ミクを使って楽曲を作りインターネット上に投稿したことで「ボカロ(ボーカルアンドロイド)」文化を広めた。現在では「バーチャルシンガー」としてライブ活動なども行っている。

 同展は、イラストレーターのヒロ杉山さん率いる「エンライトメント」キュレーションの下、現代アーティスト16組が初音ミクをテーマに制作した作品を展示販売する。参加するのは、展覧会のメインビジュアルにも起用されている作品でスクリーンプリントをベースにシルクスクリーンと版画技法を2つ以上使った版画作品を手がけた河村康輔さん、ブルーグリーンや黒などの色を使って抽象的に初音ミクを表現した後(うしろ)智仁さん、テラコッタを使った立体像を制作した北川宏人さん、目が印象的な初音ミクを描いた下田ひかりさん、長辺180センチの段ボールに初音ミクを描いた寺田克也さん、現代的な服装の初音ミクを描いたニシイズミユカさん、異なる描法を組み合わせて初音ミクを描いた星山耕太郎さんなど。

 特別企画として、アーティスト松山しげきさんが素体デザイン・デザイン監修を、ファッションブランド「Ground Y」が服飾デザイン・服飾制作を、立体制作会社デザインココが素体制作をそれぞれ担当して制作した立体作品も展示販売する。

 開催時間は11時~21時(最終日は18時まで)。入場料は、大人=1,300円、学生=1,000円、小学生以下無料。3月4日まで。

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