学ぶ・知る

「ヱビス」ブランド体験拠点、恵比寿に4月開業へ 醸造所や限定ビールも

限定ビールなどを提供するタップルームのイメージ

限定ビールなどを提供するタップルームのイメージ

  • 51

  •  

 恵比寿ガーデンプレイス(渋谷区恵比寿4)の醸造施設を併設する「ヱビス」ビールブランドの体験拠点「YEBISU BREWERY TOKYO(ヱビス ブルワリー トウキョウ)」(渋谷区恵比寿4)の開業日が4月3日に決まった。

ブルワリーエリアのイメージ

[広告]

 サッポロビール(同)が「新コミュニケーション、新リアル体験接点、新商品」を一体にした「顧客接点戦略」の一環として開く同拠点は、旧「ヱビスビール記念館」を総工費約17億円かけてリニューアルするもの。延べ床面積は318平方メートル。ヱビスの過去(ルーツ)・現在・未来を紹介し、「ビールの原体験」の提供を図る。

 「過去」に位置付けるミュージアムエリアはかつて使っていた醸造釜や設備の一部などを配置した空間で、ヱビスビールの歴史物語や過去の写真などを公開する。

 「現在」を表すブルワリーエリアは、ドイツ製の醸造設備(製造能力130キロリットル)を採用するビール醸造所となる。同社の前身・日本麦酒醸造会社は1890(明治23)年に恵比寿で創業し、「ヱビスビール」のルーツとなる「恵比寿ビール」の醸造・販売を旧目黒村三田で開始。1988(昭和63)年6月の工場移転に伴い同所でのビール醸造は終了していたが、同拠点で35年ぶりに恵比寿の地で醸造を行うことになる。同エリアにはビール開発を担当するスタッフの部屋も設け、タイミングによっては開発担当者と会話をすることもできるという。

 「未来」に位置付けるタップルームエリアはさまざまなテーブルや椅子を配置する空間。かつての恵比寿工場で使われていた「ヱビス酵母」、1890年のヱビスビール誕生当時に使われていたと思われるドイツ産ファインアロマホップ「テトナンガー」を一部使う「ヱビス ∞ (インフィニティ)」や、同じくヱビス酵母や「オレンジのような」香りというホップ「マンダリナバーバリア」を使う「ヱビス ∞ ブラック」という同所限定のビールや、期間限定・数量限定などヱビスビール常時6種類程度を提供する。ミーティングブース、コミュニティースペースとしても使える「ビアストーミングエリア」も配置する。

 営業時間は12時~20時(土曜・日曜・祝日は11時~19時)。火曜定休(祝日の場合は翌平日)。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース