米アウトドアライフスタイルブランド「ティンバーランド」の世界初コンセプトストア「ティンバーランド ブティック トウキョウ」（渋谷区代猿楽町）が9月22日、代官山にオープンした。経営はVFジャパン（神宮前2）。

建設現場や山小屋のような雰囲気で仕上げる店内

　ブランドのルーツであるワークとアウトドアというスタイル・カルチャーを、「ストリートの中心地」である東京ならではの視点で切り取り、クリエーターと協業し表現。世界に発信していく店に位置付ける。

　店舗は築60年の木造建築を活用。補強を設計の軸に、合板や建築資材などの補強材をあえてむき出しにし、建築現場や山小屋のような雰囲気に仕上げている。隣接する建物がツタで覆われていることから、ファサードは俯瞰（ふかん）した際に「岩山に緑が映えた山岳地帯」に見えるようにしたという。店内階段横の壁面はアートギャラリーとして活用。オープン時は、切り絵アーティストのwackwackさんが手がけた、ブランドを代表するフットウエア「6インチ プレミアム ウォータープルーフ ブーツ」（通称イエローブーツ）の歴史に「東京」という視点を加えた作品を展示する。

　店舗では、オープン同日に発売した日本限定のプレミアムコレクション「Timberland +81 3（ティンバーランド ・エイトワンスリー）」や同店限定の商品、フットウエア、国内外のブランドやアーティストとコラボレーションした商品などを扱う。

　2階では、日本初となるフットウエアのカスタマイズサービス「カスタム メイド」を提供。メニューは、レザー刻印や店舗限定のチャーム、シューレース、ペンダントを用意する。アパレルの対象商品にはワッペンの圧着も行うほか、不定期でアーティストのアートワークをプリントするサービスも行っていく予定。同ブランドのシューズクリーニングサービス（無料）も予定する。

　ブランドのグローバル社長スージー・マルダーさんは代官山を「東京で最もスタイリッシュでクリエイティブな街の一つ」と表現し、「東京のユニークな文化は、ティンバーランドにとって常に重要なインスピレーションの源だった。この新店舗は、ティンバーランドの50年の歴史において重要な役割を果たした東京の文化とエナジーを体現している」などとコメントを寄せている。

　営業時間は11時～20時。