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サンロッカーズ渋谷、渋谷区長を表敬訪問 「良い結果を残したい」

(左から)ベンドラメ礼生選手、長谷部健渋谷区長、村越圭佑選手、浦長瀬正一社長

(左から)ベンドラメ礼生選手、長谷部健渋谷区長、村越圭佑選手、浦長瀬正一社長

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 サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が9月6日、Bリーグ2023-24シーズン開幕に向けて渋谷区役所(渋谷区宇田川町)の長谷部健渋谷区長を表敬訪問した。

今シーズンのユニホームを手渡した

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 8季目を迎えるBリーグ。SR渋谷は、過去に2度Bリーグ制覇を果たした経験を持つルカ・パヴィチェヴィッチさんをヘッドコーチ(HC)に迎えたほか、今夏のワールドカップ(W杯)で活躍した日本代表のジョシュ・ホーキンソン選手、リーグトップクラスのオールラウンダー田中大貴選手など6選手を新たに迎え臨む。

 この日は、クラブを運営するサンロッカーズ(品川区)の浦長瀬正一社長、5季連続キャプテンを務めるベンドラメ礼生選手、今季加入した村越圭佑選手らが参加。長谷部区長に「HCが変わると(チームも)変わるよね」と問われたベンドラメ選手は「全く違うチームになっている」と答えた。パヴィチェヴィッチHCについては、「バスケットに対する熱量がすごく、細かいしこだわっていることの質が高い。バスケットで起こり得るシチュエーションは全て練習するんじゃないかっていうくらい全部やる」と話す。スクリーンをかける位置を間違えた際など村越選手が「毎日一番怒られている」とも。

 ベンドラメ選手と村越選手は同期で、共に福岡県内の学校に通っていた高校時代には対戦経験もある。ベンドラメ選手が「ボコボコにしましたけど」と振り返ると、村越選手は「正直、ちょっとトラウマ」と苦笑い。村越選手は195センチの長身で、「これだけ大きかったら有名でしょ」と長谷部区長が聞くと、「もちろん、高校の時も大学の時も」と答えたベンドラメ選手。「僕の方が有名だったと思う」と続けると、村越選手が「間違いないけど、やかましいわ」と突っ込み笑いを誘った。

 「(開幕が迫る)この時期はいつもワクワクする」と長谷部区長。今夏は自国開催のW杯で日本代表がパリオリンピックの出場権を獲得するなど盛り上がりを見せたこともあり、「バスケ熱もあるし、ここでグッと盛り上げて、黄色い旋風を巻き起こしてほしい。できる限り応援させてもらう」と鼓舞し、「優勝したら表参道でパレードとか…」と続ける。浦長瀬社長は「そうなるように頑張ります」と応えた。SR渋谷のホーム開幕戦は10月14日・15日だが、指定席は既に完売。ファンクラブ入会者はパリオリンピック出場決定後1週間程度で10%以上増えたと言い、「W杯の結果の大きさを感じている」と話す。

 W杯は自国開催ということもあり、日本代表戦は特に盛り上がりを見せた。SR渋谷は今季、会場を盛り上げる9人組パフォーマンスチーム「Hype Team」を新たに結成。2階席などで観客を盛り上げる役割を担う。浦長瀬社長は「うまく機能すると、これまで以上に強いホームアドバンテージが出てくると思う」とアピールした。

 W杯の盛り上げをBリーグにつなげたい今季。ベンドラメ選手は「どれだけホーキンソンと仲が良いか、W杯を生かすならそれが一番かな」と冗談めかしつつ、「今はまだ自然と見に来てくれると思うので、初めて見に来た人たちがリピートしたくなるようなパフォーマンスをコートで発揮したい」と話し、村越選手も「あそこまで盛り上げてくれたので、その波をしっかり生かして、来てもらったお客さんに『来て良かった、また行こう』と思ってもらえるようなプレー、試合をして僕たちも負けずにBリーグを盛り上げられるように頑張りたい」と続けた。

 補強に成功し注目を集める今季のSR渋谷。ベンドラメ選手は「勝たなきゃいけないチームになった。そういうチームが勝ち続けるのは難しいし、負けたら『あのメンバーで負けたの?』と言われる。そうした意味では、楽しみな年でもありつつ、周りの反応も大きくなる難しい年。良い結果を残したい」と意気込みを見せた。

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