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伊藤忠、外苑前にサステナブル食材使う新業態レストラン「星のキッチン」

サステナブルな食材を使った料理を提供する

サステナブルな食材を使った料理を提供する

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 サステナブルな食材を使った料理を提供するレストラン「ITOCHU SDGs STUDIO RESTAURANT 星のキッチン」が7月21日、外苑前駅近くの商業施設Itochu Garden内の「ITOCHU SDGs STUIO」(港区北青山2)にオープンする。

木などを基調に動線を広く取る店内

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 「ITOCHU SDGs STUDIO」は、中期経営計画における基本方針の一つとして「SDGsへの貢献・取組強化を掲げる伊藤忠商事が2021年4月に開設した、SDGsの取り組みを発信する拠点。SDGs関連の取り組みをする企業・団体などに無償でスペースを貸し出しイベントなどを展開するギャラリー、アートインスタレーションを展開するドーム、子どもがSDGsに触れられるキッズパーク、大人が子どもの視点を体験できるカフェなどで構成する。

 「食の進化」が問われるなか、サステナブルな食材や料理は企画・開発されているが、「敷居が高いという印象を持たれることが多い」ことから、SDGsを「気軽に」体験できる場としてオープンするのが今回のレストラン。ファミリーレストランを手本に、「子どもから大人までが好きな」定番メニューを提供する。運営はトランジットジェネラルオフィスに委託する。

 席数はテーブル席や4~5人向けのボックス席など店内64席に加え、テラス席36席を用意。店内は木や白を基調に誰もが「安心して気軽に利用できる」空間を目指す。ベビーカー置き場を設けるほか、ベビーカーを押して入店できるようゆとりを持った設計にしている。店内一角にはポップアップショップやワークショップなどを展開するイベントスペースも併設。店頭では店内のメニューでも使うハーブを育てている。

 有機農法、地産地消、フェアトレード、アニマルウェルフェアなどさまざまな食のサステナブルを取り入れたメニューを提供。開発は日本サステイナブル・レストラン協会にも監修協力を仰いだ。大豆ミートや有機のブイヨン、オーガニックのホールトマト、有機栽培のデュラム小麦100%のパスタ、植物性のソイチーズを使う焼きなすのボロネーゼ、オーガニックホールトマト、ソイチーズシュレッドを使う北海道産小麦100%の生地のマルゲリータ(1,600円)、国産タマネギ、ソイバター、ソイチーズ、国産小麦のバゲットを使うオニオングラタンソース(800円)など。ドリンクは規格外バナナのピューレや低脂肪豆乳、アグロフォレストリー(森林農法)で育てられたバニラのシロップを使うシェイク(700円)、店頭で育てるハーブを使うモヒートなどをラインアップ。

 子ども向けには、平飼い鶏の卵と有機JAS認定のトマトケチャップ、サステナビリティーに配慮したエビのエビフライ、一部有機野菜のお子さまランチ(950円)を用意。子ども用のハイチェアや紙エプロンも用意し、離乳食は無償提供する。

 店内中央にはフェアトレードのチョコレートやプラントベースのチーズ、関東近郊で採れる野菜のチップス、無農薬・無化学肥料または植物由来の堆肥のみで栽培するハーブやエディブルフラワーなど、サステナブルな食材を選べる「トッピングバー」を用意。豆乳アイス(650円)または国産ポテトや放牧で育てた豚肉のベーコン、有機マヨネーズなどを使うポテトサラダ(1,300円)の注文客が追加料金無しで使える。

 オープン記念として、ITOCHU SDGs STUDIO のエバンジェリストでもあるモデル冨永愛さんが監修したデリボックスをテイクアウト限定で販売。同レストランのメニューにアレンジを加えたおかずや、冨永さんの著書に掲載されているレシピのおかずなどを詰める。冨永さんは「できるだけデリボックスだけで栄養がきちんと取れるようにこだわった。余計な物は入れずシンプルな味付けにし、体に優しく・おいしくした」と言う。

 「楽しみながらおいしく食べながら知っていくことが一歩として大事だと思うので、この場所をまず知ってもらって楽しんでいただきたい」と来店を呼びかける。

 営業時間は11時~21時。月曜定休(月曜が休日の場合は翌営業日が休業)。

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