見る・遊ぶ 暮らす・働く 学ぶ・知る

衣服を「リカちゃん」人形の洋服にアップサイクル 渋谷で展覧会

過去に使った布を集めて作った服飾学生Hiroko Tsudaさんの作品

過去に使った布を集めて作った服飾学生Hiroko Tsudaさんの作品

  • 26

  •  

 衣服を「リカちゃん」人形の洋服にアップサイクルするプロジェクト「100 My Licca」の展覧会「100 My Licca『わたしのクローゼット』」展が5月2日から、渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)8階のギャラリー「CUBE」で開催される。

ニット残布をほどいた糸で編んだドレス

[広告]

 主催は、循環型ファッションの実現を目指すファッションコミュニティー「NewMake」を運営するSTORY&Co.(千代田区)。同社は2021年7月、拠点となる「NewMake Labo」を原宿に開設。取り組みに賛同したブランドから無償提供される余過剰在庫品など廃棄予定の商品や素材を、コミュニティーメンバーがアップサイクルし作品を作っている。

 今回、身近にある捨てられてしまう物の「可能性に気付くきっかけ」や、「大切な思いに気付くことのできる体験の場や機会」などをつくることを目的に立ち上げた取り組みであることや、幅広い世代に親しまれることから、「リカちゃん」とコラボレーション。裁縫経験が無い人や子どもでも参加できるようにしたいという思いがあるなか、人形の洋服であれば接着剤を使うなどして工作のようにも作れると考えた。

 3月にリカちゃん人形用の洋服にアップサイクルした作品を募集した際に集まった一般参加者、ファッションデザイナーや服飾を学ぶ学生など同コミュニティーのクリエーター、同プロジェクトのSNSの共通ハッシュタグ「#100mylicca」で参加した人たち計105人が参加。自身のブランド「DOKKA vivid」の残布で作ったデザイナーNodoka Sugauchiさん、「再生」をテーマにニット残布をほどいた糸で編み上げたニットドレスデザイナーmiku moritakaさん、過去に使った布を集めて作った服飾学生Hiroko Tsudaさんなど、それぞれが制作した105作品を、実際にリカちゃん人形に着せて展示。アップサイクルがどのように行われたかを「視覚的に体感できる」ような展示を予定している。

 開催時間は11時~20時。入場無料。今月7日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース