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非公式選挙企画「Go To VOTE」、北青山に限定店 選挙行くきっかけに

非公式選挙ポスターの配布やグッズの販売などを行う店内

非公式選挙ポスターの配布やグッズの販売などを行う店内

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 非公式選挙キャンペーン「Go To VOTE」のポップアップストアが、参議院議員選挙が公示された6月22日、北青山「ののあおやま」(港区北青山3)の地域交流拠点「まちあいとおみせ」にオープンした。

無料配布しているポスター

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 同キャンペーンは、アートディレクターでイラストレーターの古谷萌さんが展開する、社会問題などに対してデザインの力で自身の声を発信するプロジェクト「vermilion(ヴァーミリオン)」による企画。プロジェクト名は政府の「GoTo」事業にちなみ、「今行くべきは選挙」という思いを込め命名している。

 「選挙に行く新しいきっかけ」づくりを目的にしたポップアップストアは、昨年の衆議院議員選挙期間に続き出店。店舗では、古谷さんがデザインした非公式選挙ポスター(A1サイズ)を数量限定で無料配布。持ち帰った人それぞれに店舗や学校、オフィスなどに貼ることを呼びかけることで、「Go To VOTE(選挙に行こう)」というメッセージを広める取り組みとなる。

 ポスターは、前回に引き続き、玩具「黒ひげ危機一発」をモチーフにしたデザインで「一票だけでは意味が無いと思っている人もいるが、もしかしたら飛ぶかも」という思いを込め、たるに紙を差している「PAPER REVOLUTION.」と、新作の1種類を用意。「誰もが一票を持っていて、思いなどを込めて投じよう」という思いを表現した新作の「I HAVE ONE VOTE.」は、投票している人の顔の部分に「I HAVE ONE VOTE.」の文字を、投票用紙には「未来のことを考える期間にしよう」と真面目な表情の顔を描いている。

 ポスターはサイズが大きいことから、パソコンやスマートフォンなどにも貼れるようにステッカー「Go To VOTE CIRCLE STICKER」も用意。前に進もうとしている人が投票箱の投票口に足を突っ込みかけている姿と「GO TO VOTE」の文字をデザインした。

 場内には投票会場で使われている記載台を設置。欲しいポスターやステッカーの申請、ポスターのデザインをあしらったTシャツ(5,000円)などのグッズを購入する際には、記載台で投票用紙を模した用紙に記入するようにすることで、選挙を模擬体験できるようにしている。

 同施設はマンションも擁しており子どもが多い立地でもあることから、子どもたちを対象に選挙を疑似体験できるワークショップも開催。カブトムシやカワセミなど同施設が設定する「誘致目標種」の生き物10種類の中から、同施設に「呼び込みたい」生き物を用紙に書いて投票できるようにしている。

 より多くの人に伝わるようにと、同施設に隣接する旧都営住宅青山北町アパートに設置されている仮囲いには「Go To VOTE CIRCLE STICKER」を掲出。併せて、同所で違法駐車やごみのポイ捨てが問題になっていることから、「GO TO PARKING」「GO TO TRASH」というマナー違反者に対するメッセージも掲出している(年内中を予定)。3つの「GO TO」を並列することで「当たり前にやろう」という思いを込めた。近くには「Go To VOTE CIRCLE STICKER」デザインの交通標識を模したポールも設置している。

 営業時間は11時~17時(最終日は16時まで)。月曜定休。7月9日まで。

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