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非公式選挙キャンペーン「Go To VOTE」、渋谷でポップアップストア

非公式選挙ポスターを貼る掲示板などを展示(22日まで別会場に展示中)する場内

非公式選挙ポスターを貼る掲示板などを展示(22日まで別会場に展示中)する場内

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 非公式選挙キャンペーン「Go To VOTE by vermilion」のポップアップストアが10月19日、渋谷のギャラリー「CIRCLE」(渋谷区東1)にオープンした。

配布するA1サイズの非公式選挙ポスター

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 アートディレクターでイラストレーターの古谷萌さんのプロジェクト「vermilion.black(ヴァーミリオン・ブラック)」の企画。2019年ごろに始めた同プロジェクトは、デザインワークの力を通して社会に対してメッセージを発信する試み。直接的なメッセージではなく、カジュアルに発信を図っている。

 「選挙に行く新しいきっかけ」になることを目指した「Go To VOTE」は、スペースを運営するメソッド代表でバイヤーの山田遊さんの発案で、古谷さんと2人で企画。プロジェクト名は政府の「GoTo」事業にちなみ命名。「今行くべきは選挙」という思いを込めた。

 会場では、古谷さんがデザインした非公式選挙ポスター(A1サイズ)を無料配布。持ち帰った人たちがそれを貼ることで「Go To VOTE(選挙に行こう)」というメッセージを広める取り組みとなる。

 見る人によって「多様に見える」作品を目指している古谷さん。今回、ポスターのデザインは2種類(計1000枚)用意。「CHANGE THE ENDING」は、ゴミ箱に捨てられた「2021」の数字の中から「1」を拾い上げている様子をデザイン。「2021年の半分以上はゴミ箱に捨てたい年だと思っていたが、選挙があることで拾い上げるチャンスがある」という思いを込めた。「PEPAR REVOLUTION」は、玩具「黒ひげ危機一発」をモチーフにしたデザインで、「紙の力で戦う、一票だけでは意味が無いと思っている人もいるが、もしかしたら飛ぶかも」という思いを込めた。

 場内には非公式選挙ポスターなどを貼った掲示板を展示するほか、ポスターのデザインをあしらったTシャツや「Go To VOTE」のロゴ入りスタンド(各5,000円)、ステッカー(1,100円)を販売。グッズを購入する際は、投票用紙を模した用紙に記載し注文するが、投票会場で使われている記載台を置きそこで記入するようにし、選挙の模擬体験できるようにした(掲示板や記載台などは22日までは別会場に設置)。

 現在37歳の古谷さん。「18~30代の投票率が低く、いないようにされているのは悔しい。失敗してもいいからまず参加しようと言いたい。投票はあなたの声だということを伝えたい」と話す。

 開催時間は12時~19時。入場無料。今月30日まで。日曜定休。

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